甘いものがやめられない?

谷津吉美

谷津吉美

テーマ:漢方商品・オリジナル商品のご紹介

ご相談の中で「甘いものをやめましょう」とお話しすることがあります。甘いものの摂り過ぎによる影響として、イライラしやすくなる、体を冷やす、血液がドロドロする、などがあります。
甘いものにより血糖値が急上昇すると、下げようとしてインスリンが大量に分泌され血糖値が急降下します。その際、体温も下がります。血糖値の急上昇・急降下は、強い眠気やイライラだけでなく、血管にダメージを与え動脈硬化を引き起こしたりします。

さて、甘いものが欲しくなる時はどういう時でしょう。お腹が空いているのであれば、甘いもの以外を選択して欲しいです。しかし、中にはどうしても食べたい、やめられない方がいらっしゃいます。疲れている時やストレスによるイライラや不安がある時でしょうか。甘いものを取るとホッとし、リラックスした気分になりますが、それは幸せホルモン(セロトニン)が一時的に分泌されるからです。そして、脳はこの快感がクセになり、甘いものがやめられなくなっているのです。

甘いものに頼らず、セロトニンの分泌を増やす方法があります。①セロトニンの原料であるトリプトファンを取る②短時間のリズム性運動をする③太陽光に当たる。

① トリプトファンは必須アミノ酸であり体内では合成されないため、食事からとる必要があります。タンパク質を多く含む食材(大豆、肉・魚、卵、ゴマなど)を意識してみてください。
② 15分程度の軽いリズミカルな運動でセロトニン神経の活性化が証明されています。運動が難しい場合は歩行、咀嚼、呼吸などを意識的に行うことでも活性化します。
③ 太陽光の刺激でセロトニン神経が活性化します。

やはり、食事や運動の大切さを感じます。日中、外で運動し、バランスの良い食事をよく噛んで食べる。健康的に幸せホルモンを増やして、ストレス軽減できるといいですね。



どうしても甘いものが欲しい時には、もち米飴を。
漢方薬にも使われている飴です。
原料は、国産の糯米(もちごめ)、麦芽、水のみです。
1296円

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

谷津吉美
専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

女性の悩みをやさしく包み込む漢方薬のプロ

谷津吉美プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼