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戦国武将に学ぶ健康法最終回...「伊達政宗」

谷津吉美

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テーマ:東洋医学の知恵袋

伊達政宗(片岡景綱)(享年 70 歳)(160 cm・57Kg)
5歳の疱瘡で片目を失い、23 歳で落馬による骨折と、健 康面で気を使うことを余儀なくされた政宗は、奥州の地より 密かに家康公との長生き競争をスタートさせた。その甲斐 あって生涯大きな病気なく健康であった。

その健康法とは、

1いい水を飲む。(本丸水源)
2茶杓つくり。(名人芸でストレス緩和、達成感のやる気ホルモンドーパミンの力で前向きな気持ちに。) 3脈診健康診断・・病気があると、気血水の通り道「経絡」が乱れ、脈が乱れる。これは漢方薬の基本的な診断方法「四診」の一つ「切診」で脈を三本の指で按圧しその強さ速さ 深さで病気の診断を行うものである。

政宗は華やかの様相とは裏腹にその生涯は多くの選択と気 遣いの人生に費やした。それがたたってか、晩年食道、胃癌、 癌性腹膜炎の道を辿る。臨終の際の死に顔を、妻子にも見せぬほどであった。伊達男、政宗の男気がここにある。 漢方薬を出すなら・・・利膈湯(食道癌に)

終わりに
それぞれの上りつめる故の強い性格は、それによって身を 滅ぼす要因にもなります。東洋医学では中庸という考えがあ り、‘いい加減' が必要だと言っています。頑張り過ぎず、考 え過ぎず、人の目を気にし過ぎず、程々を目指していきましょ う。それが健康で長い人生を送る秘訣になるかも知れません。

戦国武将に学ぶ健康法まとめ https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/column/5103309/

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専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

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