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歯茎(はぐき)の黒ずみにも漢方薬

谷津吉美

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テーマ:漢方薬で良くなった症例



黒ずんでいる歯茎が気になって、笑顔が苦手という方もいるかもしれません。ピンク色の歯ぐきになったら笑顔にも自信がもてそうですね。漢方薬で歯茎の黒ずみが薄くなった症例を紹介します。

39歳の男性。歯医者で歯ぐきの黒ずみを指摘されて治療をすすめられたようですが、その前に漢方薬で試してみたいとご相談にみえられました。

タバコは20代の頃吸っていたようですが、現在は吸っていないといいます。肩こり、手の冷えあり、手の平、足の裏にあせをかきやすいといいます。また、肉料理やラーメンなどもよく食べるといいます。

漢方では、歯ぐきの黒ずみは”瘀血(おけつ)=古血の滞り”と考え、瘀血を除く漢方薬を使います。この方の場合、少し神経質な面もあったため、緊張をほぐす漢方薬と瘀血を除く漢方薬を調合しました。飲み始めると、歯ぐきから出血や汁のようなものが出ることがあり、次第に歯ぐきの黒ずみが薄くなってきました。飲み始めて約1年、黒ずみは以前のように薄くなりました。

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谷津吉美
専門家

谷津吉美(薬剤師)

有限会社むつごろう薬局

漢方医学を専門に23年。不妊症をはじめ各種女性の悩み・アレルギー・皮膚病・自律神経失調症などの症状に、深い知識で丁寧に対応。また静岡県立高校の進路指導講演会や不妊専門雑誌などで漢方薬を広めています。

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