骨を刺激し、腕を大きく回す
前回の生薬「半夏」はカラスビシャクの塊茎です。ヒシャクのように見える仏炎苞が人が使うには小さいということで、カラスビシャクと名付けられたようです。
朝のラジオで、昔はひしゃくを持参して参拝していたことを知った日の夜のことです。テレビで鬼がふんどし姿にひしゃくのようなものを差して、病人の家をのぞき込んでいる絵(鎌倉時代 春日権現験記)が映りました。本当に柄杓?と思い検索したところ、柄杓ではなく木槌でした。
昔は、鬼に木槌でなぐられると病気になると考えられていたようです。節分に鬼がピコピコハンマー持っている写真も見かけますが、昔の鬼は木槌を持っていたのを知っていてでしょうか?
そう言えば、一寸法師は鬼が落とした打ち出の小槌を姫に振ってもらい、体を大きくしてもらったことを思い出しました。骨を刺激すると骨が丈夫になります。成長期でしたら背も伸びやすくなります。運動ができない方などには、木槌などでかかとをたたくといいとお伝えしています。私も時々愛用の木槌で踵を叩いています。
次回はどうして骨を刺激するといいのかをお話しします。
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で鬼がハンマーを持っていて、頭をなぐられると病気になると考えられていたことも取り上げられていました。