シンプルな治療 ( 病ましてまで、知らしてくれる? ) 聖路加国際病院理事長の医師日野原重明先生
皆様こんにちは。
今回は花粉症について書いてみますね。今や3人に1人が花粉症を患っていると言われています。気候のよいこの時期に花粉症さえなければ、どれほどに気持ちが良い事かと。受験生にとっては尚更です。
症状は、クシャミ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみに始まり、咳に苦しむ方や、皮膚が痒くなる方、そしてひどい方は花粉が胃や腸に入り、胃炎や下痢を起こす事もあります。どうしてもこのような事が起こるのでしょうか。専門の先生に聞いてみました。
その原因は、もちろん花粉なのですが、花粉だけを悪者と決めてしまうのは如何なものでしょうか。過剰に反応してしまう自分の免疫にも問題があるのかも知れません。リンパ球とIgE(イムノグロブリンE型)の働き過ぎなのです。もともとリンパ球は、身体の中に侵入してくる命に関わる悪い菌から身を守る為に存在しています。それが何故花粉に反応してしまうのか、本丸は、私達自身の生活環境にあるのかもしれませんね。・・・・次回につづく。