戦国武将に学ぶ健康法・・・毛利元就
皆さんこんにちは。
気温が日に日に上昇していますね。薬草畑を覆っている雑草の根が密かに地下で勢力を伸ばし始めるのはこの時期です。放っておくと雑草の根が薬草を弱らせる原因になりかねません。そのため、連休前半は草抜き作業となりました。まずは一安心ですがこれから夏にかけて雑草はより力を増してきます。昨年の二の舞にならないよう気をつけながら、畑に目を光らせていきたいと思います。(昨年は熱中症で目が回ってしまいました。)
さて、前置きが長くなりましたが、今回のお話は「空っぽ健康法」です。
体内の毒素を外に出すことが漢方の基本
時は江戸時代の中期。吉益東洞(よします とうどう)という漢方医がいました。東洞はどんな病でも毒が体内にあるから起こるのであって毒を去ることが万病を治す基本的な方法だといい、漢方薬を使い大便、小便、汗、生理などで体内から毒を出す治療をしていました。悪いものが除かれますと免疫が活発となり健康が取り戻されるのです。「草抜き」作業で地下部の雑草の根を除いてあげると薬草はよく育つことによくにています。悪いものを除き、体内を「空っぽ」にしてあげると健康に近づけるのです。これとは反対に悪いものを体内に入れないようにしていく事も大切です。お客様が3日間の断食をしたところ、空腹感とだるさを通り過ぎた後、まるで体の中が空っぽの様な状態となり頭が未だかつてないほどにスッキリした、と言っていました。飽食の時代には大切なことかもしれません
つづく・・・・。