値上げが怖い。その正体は「値下げが正義」という思い込みかもしれない
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です
「できるようになったら、やってみよう。」
そんなふうに考えることって、ありませんか。
・もう少し知識がついたら。
・自信が持てるようになったら。
・自分に向いていると分かったら。
そうしたら、始めてみよう。
もちろん、準備をすることは大切です。
何も考えずに始めればいい、
という話ではありません。
ただ、
いろいろな方とお話ししていると、
少し気になることがあるんです。
それは、
できるようになるために必要な経験を、
まだしていない段階で、
「自分にはできない」
と判断してしまうことなんですね。
でも、よく考えてみると、
初めてやることが
最初からできる人って、
そんなにいないんじゃないでしょうか。
やったことがないのだから、分からない。
経験がないのだから、うまくできない。
それは、ある意味で当たり前のことです。
ところが、私たちは、
できないことに出会うと、
「自分には能力がないのかもしれない」
と考えてしまうことがあります。
いや、まだやっていないだけかもしれないんですよね。
やっているうちに、見えてくるものがある
以前、ある商品を中国から仕入れて
販売している方のお話を聞いたことがあります。
その方は、最初から特定の商品に
強い思い入れがあったわけではありません。
いろいろな商品を試しながら販売していく中で、
利益率の良い商品が見つかった。
そこで、その商品に力を入れるようになったそうです。
ここからが面白いところです。
一つの商品に力を入れるようになると、
それに関する情報が自然と目に入るようになります。
・関連する情報を集める。
・商品の知識が増える。
・扱い方が分かってくる。
その商品に関わる人とのつながりもできてくる。
そうすると、
最初はそれほど興味がなかった商品でも、
だんだん詳しくなっていくんです。
詳しくなると、今度は工夫ができるようになります。
お客様にどう伝えればいいのか。
どうすれば、もっと良さを分かってもらえるのか。
どういう人に喜んでもらえるのか。
最初は分からなかったことが、
少しずつ分かるようになる。
そして、いつの間にか、
その商品に愛着が湧いてきたそうです。
最初から好きだったから、
詳しくなったわけではない。
やっているうちに詳しくなり、
詳しくなるから面白くなり、
面白くなるから、
もっと工夫するようになる。
そんな順番もあるんだと思います。
私は、これって結構大切なことだと思うんです。
経験することで、次の可能性が生まれる
仕事でも、似たようなことがあります。
初めて頼まれた仕事は、
どう進めたらいいのか分からないことも多いでしょう。
時間もかかるし、思ったようにいかないこともある。
ところが、一度経験すると、次は少し違います。
前回の経験があるので、準備の仕方が分かる。
どこに時間がかかるのかも分かる。
もっと良いやり方がないかと考える余裕も出てきます。
そして、もう一度、同じ仕事を頼まれることがあります。
二回目、三回目と繰り返していくうちに、
最初には思いつかなかった工夫が生まれてくる。
無駄な作業が減ったり、
手順を変えたり、
別の人に協力してもらう方法を思いついたり。
経験が積み重なることで、
仕事のやり方そのものが変わっていくんですね。
もちろん、何度も繰り返せば必ずうまくいく、
というわけではありません。
ただ、やってみたからこそ分かることがある。
そして、分かったことを次に生かすから、
できることが増えていく。
ここには、大きな違いがあると思うんです。
最初からできるかどうかだけで判断してしまうと、
その先にある経験や工夫、
出会いの機会まで失ってしまうかもしれません。
ちょっと、もったいないですよね。
だからこそ、一つに絞ってみる
ただ、ここで一つ考えておきたいことがあります。
何でもかんでも、
片っ端からやってみればいいのでしょうか?
私は、そうではないと思っています。
あれもやってみる。
これも勉強する。
あっちにも手を出してみる。
そうやって、いろいろなことに手を広げすぎると、
一つのことを深く知る前に、
次のことへ移ってしまう場合があります。
せっかく経験を積み始めたのに、
詳しくなるところまでたどり着けない。
だから、引き算コーチングでは、
何かを足すことだけでなく、
何に力を注ぐのかを
考えることも大切にしています。
今、自分がやっていることの中で、
どこに力を入れると良いのか?
何を続けていけば、経験が積み重なっていくのか。
全部を同じように頑張るのではなく、
一つに絞って取り組んでみる。
そうすると、
それまで見えていなかった情報が見えてきたり、
今まで気づかなかった人とのつながりが
生まれたりすることがあります。
同じ場所にいるようでも、
見える世界が変わってくるんですね。
そして、その経験が、
また次の可能性につながっていく。
できるようになってから、始めるのではなく
私は、誰にでも、
その人なりの経験があると思っています。
これまで生きてきた中で、
いろいろなことを経験してきたはずです。
うまくいったこともあれば、失敗したこともある。
好きだったこともあれば、苦手だったこともある。
その一つひとつが、
今の自分につながっています。
そして、これから何かを始めれば、
また新しい経験が加わっていく。
今はできないことでも、
やってみることで、
できるようになるかもしれません。
・やってみたら、意外と面白いかもしれない。
・続けているうちに、得意になるかもしれない。
・思いもしなかった人との出会いがあるかもしれない。
もちろん、やってみた結果、
これは自分には合わないな、
と分かることもあるでしょう。
それだって、一つの経験です。
やらなければ、分からなかったことですから。
だから私は、
「できるようになったら、やってみよう」ではなく、
「やってみるから、できるようになることもある」
と考えてみたいんです。
・最初から自信がなくてもいい。
・最初から好きでなくてもいい。
・最初から得意でなくてもいい。
まずは、やってみる。
そして、やりながら考える。
分からないことを調べる。
少し工夫してみる。
そうやって続けているうちに、
気づいたら、
以前はできなかったことができるようになっている。
そんなことが、きっとあると思うんです。
できるかどうかは、
始める前には分からないことも多い。
だからこそ、今の自分にできるかどうかだけで、
これからの可能性を決めてしまわない。
やるから、できるようになる。
私は、そんな順番も大切にしていきたいと思っています。


