【引き算コーチング】人と比べる前に、ゲームを変えてみる

山根浩二

山根浩二

テーマ:引き算コーチング

こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です

人と比べて、
自信をなくしてしまうことって
ありませんか?

あの人は能力がある。

あの人は人脈が広い。

あの人は経験が豊富だし、
若いし、
行動力もある。

それに比べて、自分は……。

そんなふうに考えてしまうこと、
あると思うんです。

私も、人と比べること自体が
悪いとは思っていません。
人と比べることで、
自分に足りないものに
気づくこともありますし、
刺激を受けることもあります。

ただ、ちょっと気になることがあるんです。

それは、「自分と他人を比べるとき、
同じゲームをしていることが
前提になっていないだろうか?」、ということです。

たとえば、トランプをイメージしてみてください。

人それぞれ、持っているカードが違います。

エースやキングをたくさん持っている人もいれば、
6や7や8といった数字のカードを
たくさん持っている人もいる。

絵札が少ない人もいれば、
同じ数字のカードがそろっている人もいる。

さて、どちらの手札が強いのでしょうか。

これは、どんなゲームをするかによって
変わりますよね?

ブラックジャックをするのか?
七並べをするのか?

ゲームのルールが違えば、
カードの使い方も、強さも変わってきます。

ブラックジャックでは、
数字の組み合わせが重要になります。

一方、七並べでは、
数字が順番につながっていくことが
大切になります。

同じカードを持っていても、
ゲームが変われば、
そのカードの価値も変わるわけです。

私は、これって人間にも
当てはまるんじゃないかな?、と思うんです。

人には、それぞれ違った手札があります。

能力や
経験。

得意なこと、
苦手なこと。

これまでに出会ってきた人たち。

生まれ育った環境や、今住んでいる地域。

年齢や、趣味、好きなこと。

これまで歩いてきた人生そのものも、
手札の一つと言えるかもしれません。

そして、この手札は一人ひとり違います。

同じ人なんて、いないんですよね。

ところが、私たちは、
他人の活躍を見ていると、
ついその人と同じゲームを
しようとしてしまいます。

営業が得意な人を見て、
自分も営業が
得意にならなければいけないと思う。

人前で話すのが上手な人を見て、
自分もあんなふうに話せなければ
いけないと思う。

若くして成功した人を見て、
自分はもう遅いんじゃないかと思う。

そうすると、自分の持っているカードが、
なんだか弱く見えてくるんです。

「自分には、あの人のような能力がない。」

「自分には、人脈がない。」

「自分には、特別な経験もない。」

そんなふうに、自分の手札を評価してしまう。

でも、それは本当に手札が弱いからなのでしょうか?

もしかすると、自分の手札が生きないゲームで、
勝負しようとしているだけなのかもしれません?

たとえば、人前で話すのは苦手だけれど、
一対一で話すと相手の本音を
じっくり聞ける人がいます。

大勢の人を相手にするのは苦手でも、
一人のお客様と長く付き合い、
信頼関係を築くことが得意な人もいます。

新しいことを次々と始めるのは苦手でも、
一つのことを地道に続け、
気がつけば誰にもまねできない経験を
積み重ねている人もいます。

こういう人が、
人前で華やかに話す人と同じ場所で勝負したら、
もしかすると自信をなくしてしまうかもしれません。

でも、相手の話をじっくり聞くことが
求められる場所や、
長い付き合いの中で信頼を築くことが
大切な場所なら、どうでしょう?

今まで自分では弱みだと思っていたものが、
強みとして生きてくるかもしれません。

もちろん、苦手なことを練習して、
できるようになることも大切です。

新しい能力を身につけることで、
できることが増える場合もあります。

ただ、何でもかんでも、
人と同じようにできるようになる必要が
あるのでしょうか。

私は、そこを一度
考えてみてもいいと思うんです。

自分の手札そのものを、
すぐに変えることは難しいかもしれません。

年齢を若くすることはできませんし、
これまでの経験を別の経験に
取り替えることもできません。

生まれ育った環境だって、
変えられない部分があります。

でも、その手札を、
どんなゲームで使うかは
変えられるかもしれません。

今いる場所で、
自分の弱いところを
補うことに一生懸命になる。

それも一つの方法です。

でも、自分の得意なことが、
もっと生きる場所を探してみる。

・今までとは違う役割を選んでみる。

・付き合う人を変えてみる。

・自分の経験が役に立つ相手を探してみる。

そんな選択肢もあるはずです。

私は、引き算コーチングでも、
この考え方を大切にしています。

何かが足りないと思うと、
私たちは、つい何かを足そうとします。

・もっと能力を身につけなければ。

・もっと勉強しなければ。

・もっと人脈を広げなければ。

もちろん、それが必要なときもあります。


でも、その前に、
今持っている手札を見直してみる。

自分では当たり前だと思っている経験が、
誰かにとっては貴重なものかもしれません。

自分では大したことがないと
思っている得意なことが、
ある場所では大きな価値になるかもしれません。

そして、今の自分に合わないゲームを
選んでいることに気づくかもしれません。

そんなとき、コーチングでは、
こんな質問をすることがあります。

「これまで、どんなことをしてきましたか?」

「過去に人から、「こんな事が出来て凄いですね」
と言われたのは、どんなときですか?」

「自分では普通だと思っているけれど、
他の人には難しいんだなと思った事は、何ですか?」

「もし、人と比べなくていいとしたら、
 何をしてみたいですか?」

そんな問いを通して、
自分が持っている手札を見直してみる。

すると、今まで気づかなかった可能性が
見えてくることがあります。

自分の手札が変わったわけではありません。

ただ、その使い方や、使う場所が変わっただけ。

それなのに、見える景色が変わってくるんです。

人と比べると、
どうしても相手の強いところが目につきます。

でも、その人にはその人の手札があり、
自分には自分の手札がある。

同じゲームで
勝負しなければいけないわけではありません。

自分が持っているものを生かせる場所を探してみる。

場合によっては、
自分に合ったゲームを新しくつくってみてもいい。

そう考えると、少し可能性が広がりませんか?

もしかしたら、あなたに能力がないのではなく、
まだ、その能力が生きる場所に
出会っていないだけなのかもしれません。

人と比べて、自分の手札を嘆く前に。

一度、考えてみてください。

「私は、どんなゲームを選んだら、
 自分の手札を一番生かせるんだろうか?」

その問いから、
新しい可能性が見えてくることもあると思うんです。

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山根浩二
専門家

山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

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