ひきこもりで悩んでいる方へ ~引きこもりの対処~

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

こんにちは、今日はひきこもりになった時に家族ができる対処について書きたいと思います。

・自己肯定感を上げる対処をする(引きこもりになる人は、自己肯定感の低い人が多い傾向にあります)
 人格否定につながる言葉は決して言わないでください。
 基本的に本人の意思を尊重し、何事も「やって当たり前」にならないようにしましょう。何かできた時に「ありがとう」や「気がきくね」など、出来ていることを認識できるようにさりげなく褒めることを忘れないでください。
 「自分はそのままでも愛される大切な存在」だと思えることが自己肯定感につながります。
・人からの見られ方を気にすることはやめましょう。
 世間体を考えてしまうことは仕方のない事ですが、大切なのは他人より家族です。恥ずかしいとか、隠そうとすると社会から離れてしまいます。
・できれば、原因を聴いて「何が嫌で、どういう状況だったらいいのか?」ということを話し合いましょう。
 発達障害の場合は、できない部分を把握して補えるように、工夫を一緒に考えましょう(知識を入れる) 
 学校のいじめ、近所の人間関係、職場の悪い環境などが原因の場合、環境をリセットできるのならしてみる。
・規則正しい生活を心がける。
 心と体は連動します。健康のために昼夜逆転にならないように心がけましょう。
・外界との関係が途切れてしまうことは避けましょう。(居場所は家や社会、両方必要です)
 頑張って外に出る癖をつける。まったく外に出ない引きこもりなら、まず外に出ることを目標にしてみる事から始めましょう。最初はコンビニでも構わないので家から出てみましょう。
 そして、できるようなら少しの時間でもアルバイトをしてみましょう。(最初から正社員はハードルが高いかもしれません。少しずつでも経験を積めるようにしましょう)
 そのほか、引きこもり地域支援センターや団体利用も考えてみてください。

以上ですが、残念ながら即効性はありません。焦らず少しずつの積み重ねが大切です。回復して「頑張る」と思えるように支えてください。引きこもりは、家族や周囲の理解が重要です。原因を理解せずに強引に戻そうとするのは良くありません。家族や人との絆や信頼関係を築けるようにフォローすることが大切です。

世の中には、たくさんの人が居ます。好きな人とばかり関わることはできません。失敗したら「もう駄目」ではなく、「次はこうしよう」「こうならないためにはどうしたら?」と対処法を考え、学習できるように一緒に考えて支えてください。それから、決して家族間だけでなんとかしようと頑張りすぎないでください。 家族も自分を責めたりせず、誰かに助けを求めることや話を聞いてもらうなど、視野が狭くならないように自分自身のケアも心がけてください。


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