日本にない『面白いスーパーマーケット』を創る
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、大阪で業務改善のコンサルティングでした。
基幹店舗の一店を視察。
これまで、問題を抱えていた青果部門の鮮度が格段にアップ。
売場の商品全体に鮮度が良く、バックルームの在庫も大幅に削減されています。
更に、そして確実なものにするために、細部の改善項目を伝えました。
このレベルを続けていれば、確実に支持率はアップします。
そして、商品ロスの減少し、粗利益率も確実になるでしょう。
そして更に、見切りや廃棄などムダな作業が減りますから、確実に人件費も削減できると思います。
生産性を上げるというと、単純な人時削減をすることだと考えている人がいますが、そうではありません。
現場を確認すれば、お客からの不都合や、お客の役に立たないことに視点を置いただけでも、ムダな行動は意外に簡単に見つかるものです。
今回紹介した青果部門の事例のように、売場の商品の鮮度が上がり、在庫も減らすことが出来れば、生産性は飛躍的にアップし、営業利益の拡大に大いに貢献します。
今後のコンサルティングは、見切りや廃棄作業などの削減により、削減される単純作業の投入人時を、計画業務や商品開発、優良店視察、営業POPの作成など、付加価値業務に振り向けることを行い、更に粗利益を高め、生産性はさらにアップすることを実行してもらいます。
午後からは、全体店長会議でした。
社長、店舗運営部長、商品部長、各店店長で、業務改善の改善課題の進捗状況の各店報告と問題点など、具体的に細部のことまで、質疑応答を行いました。
まだまだ、生産性向上ということについて、ピンと来ていない店長もいます。
標準化されたことを、ただ遣り続けてきた会社です。
イレギュラーなことに、即対応できない(変われない)ところが有ります。
数十年前は、優良企業でも、日々変化(進化)しなければ、確実に衰退の道を辿ることになります。
年老いたお客でも、スマートフォンを使いこなし、多くの情報を取り入れている時代です。
テレビでも、情報番組は高い視聴率をたたき出しています。
売場を進化させ、
「日々情報を発信し続ける」スーパーマーケットにならなければ、価格競争の波に飲み込まれ、簡単に沈没してしまうことになります。
オペレーションにおいても、作業や仕組みを、
「もっといいやり方」に、変えていく必要があります。
クライアントには、これから、業務改善の活動を確実にこなしてもらい、スタンダード・レベル(今、社内で言っている標準の基準)を大幅にアップしてもらいます。