一般社団法人を設立して社会貢献をすることの意義 ☆企業法務vol.2⑳☆

佐井惠子

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テーマ:企業法務

こんにちは、司法書士佐井惠子です。
青少年育成のための寄付を事業目的とする一般社団法人の理事会に出席しました。
設立2年目の一般社団法人ですが、市の福祉事業団や大阪コミュニティ財団への寄付に加え、
今年は、東日本大震災による孤児の奨学金支給を目的としている新聞社への寄付と、
「着実に、長く」を心がけながら、その実績を積み上げて来ています。

この法人は、高齢のご婦人の、社会貢献したいという希望を叶えるため、設立したものです。
個人で毎年寄付をするという道もあったのでしょうが、そこを、あえて法人設立した理由はどこにあるのか。
今日の理事会では、そこのあたりを再確認していました。

法人は、寄付の目標額をしっかりと定めますので、そこに向けて収益を上げることに努力します。
去年は○円、今年は○○円で、翌年は何もしなかった等という、
申し訳ありませんが、お財布次第、気分次第という事態にはなりません。
また、資産の運用を担当する人も、法人である方が働きやすいですし、
周りの人間も、手助けしやすし、巻き込みやすい。
お金の出入りも、すべて帳面につけるわけですから、クリアです。

中でも、一番優れていることは、法人は永続的に存在するということです。
創業時の志を、ずっと続けていけること。
これが、素晴らしいところです。

まだまだ2期目ですが、これが10年続いたら、胸を張れると理事さんたちは話します。
理事会では、四半期毎の計算書類を報告し、資産運用レポートも配られて。
決して、ご婦人の思いつき、お遊びと言わせない、立派な内容です。
地道に実績を積み上げていけば、
10年続けることも、そんなに難しいことではないように思えてきました。

佐井司法書士事務所では、
社会貢献したいけれど、どうすればいいかわからないという方へのご相談に応じています。

司法書士佐井惠子
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