医療法人の理事の任期にご注意下さい ☆企業法務vol.4③☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
昨日は、法人成りをするという方のところへ、会社設立のご相談に行ってまいりました。
そのテーマは、株主構成と役員の考え方。
顧客の会社設立をお願いしたいというお電話をいただいたのが、午前中でした。
外出先から帰ってきて、お昼過ぎに、法人成りをしようとする社長様にお電話をしてみますと、
役員は?株主は? この辺りで、お返事に、ちょっと間が空きます。
どうして、そんな質問をするかといえば、
この二つで、大きく会社の姿、法律の仕組みが変わるためです。
司法書士としては、そこを踏まえて前に進みたいわけです。
今回は、先ずはご相談が大切と思い、夕方4時にお話を伺いに行く約束をしました。
駅まで、自ら迎えに来て下さって、恐縮です。
お電話と印象の変わらない、素敵な方でした。
法人成りの直接の動機は、大きな企業との取引開始に備えるため。
それまでは、会社組織でなくても問題はなかったのですが、今回はそうもいかないとのこと。
また、ご自身二代目さんですが、さらに事業の継続について考えているというお話。
会社の業務内容について伺い、会社の歴史を尋ね、現状を聞かせていただいたら、
どんな会社設立をするか、お薦めする内容は私の頭のなかで明確になってきます。
メリット・デメリットをお話しして、後は社長様が判断されたら、
「それがいいですね。先ずはそれでスタートしましょう。」という結論になっています。
実は、3年前にも法人成りのお話があって、
実際に司法書士に相談をされたことがあるということを、後から話して下さいました。
司法書士が訪ねてきて、チェックリストの項目について答えさせられたそうです。
どう判断したらいいのか、一般的にはどうなのか、そこが分からないのに・・・。
残念ながら、その相談は、設立関係書類の穴埋めをするためのものだったのでしょう。
同業としては、残念な仕事ぶりでした。
ちゃんとお話を伺い、そしてプロとして説明をすれば、
経営者は、ご自身で間違いのない判断をしていただけるものです。
判断することが、設立の場面でもご依頼人の役割です。
そのための相談相手、アドバイスをすることが、専門家としての仕事です。
「株主構成と役員の考え方」に対するアドバイスについては、
ホームページ(http://www.sai-shihou.jp/business/company.html)をご覧下さい。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp