取締役会議事録(理事会議事録)への記名押印
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
昨日は、法人成りをするという方のところへ、会社設立のご相談に行ってまいりました。
そのテーマは、株主構成と役員の考え方。
顧客の会社設立をお願いしたいというお電話をいただいたのが、午前中でした。
外出先から帰ってきて、お昼過ぎに、法人成りをしようとする社長様にお電話をしてみますと、
役員は?株主は? この辺りで、お返事に、ちょっと間が空きます。
どうして、そんな質問をするかといえば、
この二つで、大きく会社の姿、法律の仕組みが変わるためです。
司法書士としては、そこを踏まえて前に進みたいわけです。
今回は、先ずはご相談が大切と思い、夕方4時にお話を伺いに行く約束をしました。
駅まで、自ら迎えに来て下さって、恐縮です。
お電話と印象の変わらない、素敵な方でした。
法人成りの直接の動機は、大きな企業との取引開始に備えるため。
それまでは、会社組織でなくても問題はなかったのですが、今回はそうもいかないとのこと。
また、ご自身二代目さんですが、さらに事業の継続について考えているというお話。
会社の業務内容について伺い、会社の歴史を尋ね、現状を聞かせていただいたら、
どんな会社設立をするか、お薦めする内容は私の頭のなかで明確になってきます。
メリット・デメリットをお話しして、後は社長様が判断されたら、
「それがいいですね。先ずはそれでスタートしましょう。」という結論になっています。
実は、3年前にも法人成りのお話があって、
実際に司法書士に相談をされたことがあるということを、後から話して下さいました。
司法書士が訪ねてきて、チェックリストの項目について答えさせられたそうです。
どう判断したらいいのか、一般的にはどうなのか、そこが分からないのに・・・。
残念ながら、その相談は、設立関係書類の穴埋めをするためのものだったのでしょう。
同業としては、残念な仕事ぶりでした。
ちゃんとお話を伺い、そしてプロとして説明をすれば、
経営者は、ご自身で間違いのない判断をしていただけるものです。
判断することが、設立の場面でもご依頼人の役割です。
そのための相談相手、アドバイスをすることが、専門家としての仕事です。
「株主構成と役員の考え方」に対するアドバイスについては、
ホームページ(http://www.sai-shihou.jp/business/company.html)をご覧下さい。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp