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コラム
現場力が問われる場面
2011年7月28日
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
「こういう時こそ、現場力が問われる場面ですよ。」
はっきりと正面から言うと、後味も悪くないものです。
予約した時間に、依頼人Aさんと一緒に、ある面談を待っていました。
少し待たされて、「先の面談が長引いていますので、もう少しここでお待ちください。」と、
職員の方が断りにきたので、
Aさんが、「立ったまま、ここで待っておけというのですか?」と聞き返したのです。
「大変、申し訳ありません。」で、済まそうとするので、更に、
「約束の時間に来ているのに、少々待たされるのは仕方がないとして、
自分のところでは、お客様を立ったまま待たせはしないし、
場所がないなら、事務で使っている椅子を隅にでも持ってきて、
ここにお掛け下さいというのが本当ではないですか?」と、詰め寄ります。
「それはできません。」と、答えるので、
「こういう時こそ、現場力が問われる場面ですよ。
空いた部屋に通すとか、現場の機転で、お客に対応することが大切。」と。
正論ですね。
Aさんに、私どもに対する気遣いが少しはあったかもしれませんが、
直接、対応した職員の方にとっても、訪問先にとっても、
謙虚に受け止めることができれば、プラスになることを言っていたと思います。
「現場力」 私たちの事務所に引き直して考えてみたくなる言葉です。
事務所にお越しいただく、依頼人やその他関係者の方々の立場に立って、大切に思って対応すること。
事務所の総合力で、気持ちのいい事務所と思っていただけるよう、
今日のエピソードを、全員で共有していきたいと思います。
もちろんその後、二階のロビーに通してもらい、丁寧に応対していただきました。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com
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