医療法人の理事の任期にご注意下さい ☆企業法務vol.4③☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
東日本大震災の時のディズニーランド従業員の対応の素晴らしさが、
運営会社オリエンタルランドの評価を高めているという話を聞きました。
このことは、既に、YouTubeで話題になっていたようです。
例えば、
ディズニーランドの従業員中アルバイトは90%。
そのアルバイトに、年間180日も震災教育をしていたということは、すごいことですね。
すぐに、冷静な場内アナウンスがあったり、ドナルドが身振り手振りで話しかけたり、
広場に出て、座るように誘導したりして、7万人の入場者はパニックにならなかったようです。
5万人4日分の食糧を備蓄していて、当日、泊まった人には、
温かい食べ物が提供されたとは、素晴らしい。
それと、企業法務との関係はといえば、
会社法では、取締役会の義務として、「事業継続計画(BCP)」を策定しておくことを定めています。
上場企業では、その整備状況を有価証券報告書に記載します。
ディズニーの対応は、従業員の機転とかではなく、十分に訓練できていた賜物でしょう。
危険は、地震に限りません。新型インフルエンザの蔓延や、大規模停電などにいかに対応するか。
対象は、自社だけでなく部品の仕入れ先などの取引先まで広がります。
上場会社に限らず、それこそ小さい事業所においても、リスク対応を予め決めておきたいです。
義務はなくても、経営者はそう考えるのではないでしょうか。
私も、その一人です。
冷静沈着に対応した、ディズニーランドの若いアルバイトのひとりひとりに、
拍手を送りたくなりました。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com