養子縁組は何度でもといいますが ☆遺言・相続vol.8④☆
こんにちは、司法書士 佐井惠子です。
「財産は子供に残さず、老後は子供に頼らない」親世代 76%と
「当てにしていない」子ども世代 72%
日経新聞2010年9月21日夕刊の記事から、
スター銀行が発表した親世代と子世代を対象とした「資産に関する意識調査」結果です。
私の机の書類の山から、前述の夕刊記事が出てきました。
(実は、一人、片付けのため4日から事務所に出ていました。)
住宅を担保に老後資金を借りる、リバースモゲージの市場調査のため、
住宅を保有する60代の500人と、親が保有する30~40代の500人を調査対象にしています。
その年代は、親といってもまだまだ体力にも自身があり、元気。
子世代にしても、働き盛りで、親の介護は現実問題とはなっていない。
それぞれ、10才プラスすると、また違った結果になるでしょうか。
相続税の基礎控除が5000万円から3000万円に引き下げられ、
一方で、生前贈与がしやすくなるという税制改正が話題となっていますが、
果たして、相続税対策として、どれだけの人が生前贈与を利用するのでしょうか。
むしろ、3000万円~5000万円の資産を保有している親としては、生前贈与を考える前に、
介護付き有料老人ホームやケアハウスなど、介護を受けたときの老後の住み替え費用も含めた
老後資金の確保に努めることが肝心と考えます。
「子供に財産残さず、老後も(お金は)頼らず、(交流は絶やさず)」は、健全ですね。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com