地震お見舞い申し上げます。

福味健治

福味健治

テーマ:【免震住宅・地震対策】

昨日も二度に渡り、去年の東日本大震災を挟むように東北・関東地方で地震に見舞われました。
被災された皆様にお見舞い申し上げます。


東日本大震災で、溜まっていたストレスが一気に開放され、大陸プレートの力のバランスが崩れています。2004年に発生したスマトラ沖地震では今年に至るまでにマグニチュード7以上の地震が毎年の様に発生しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A9%E5%B3%B6%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87
この例から考えると、今後も同じクラスの地震は10年間程度は続くと考えて間違いありません。

東日本大震災は、北米プレートが太平洋プレートに乗り上げるカタチで発生しています。東海・東南海・南海地震は、ユーラシアプレートがフィリピン海プレートに乗り上げるカタチで発生すると考えられていますが、東北地方の力のバランスが崩れたことで、東海・東南海・南海地震が起こる可能性は益々高まっています。
東南海・南海地震は終戦前後に発生していますが、その時東海地震は動いていません。平均100年間隔で発生している地震が150年近く動いていないのです。ストレスは相当溜まっているはずです。この地震は三つ子の地震と言われる様に、過去の経験からしても同時に動く可能性があります。

関東・東海・中部・近畿で日本の人口の8割が暮らしています。何の備えもせず東日本大震災の様な地震が発生すれば、日本は立ち直れないでしょう。
地震で国家が崩壊することは、歴史を振り返ると数多く記録されています。大航海時代世界を股に掛けて活躍したポルトガルがヨーロッパの一小国になってしまったのはリスボン地震が原因です。
日本に目を向けても、安政地震が江戸幕府の崩壊のきっかけとなっています。

政府がどれ程の危機感を持っているのか判りませんが、地震が発生すれば直ちに自分達の仕事が問われる建築業者は、今までにない危機感と緊張感の中で日々を送っています。

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福味健治
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福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

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