断熱材は省エネに重要ですが、断熱材の良否で全てが決まる訳ではない。
エコ住宅と耐震改修の研修会に行ってきました。
場所は東京の浜松町近くの都立貿易振興センターと云うところです。
日頃感じていることの追体験と云った感じですが、断熱性能は仕様基準ではなく性能基準で設計すべきとの念を強くしました。
仕様基準はU値に代表される断熱材の基本性能を基にした基準です。どの様な施工条件でもこの仕様で造れば、一定以上の性能が得られると云うものです。例えば木造住宅の場合、次世代省エネ基準をクリアしようと思えば、壁の断熱はグラスウール16k100mmだけでは満足出来ず、気密シートを貼ったり、気密対応型のコンセントボックスを使用しなければなりません。
性能基準はQ値に代表される住宅の断熱性能を部位毎に算出してより現実に近い断熱性能を算出して、一定の性能があることを検証する方法です。性能基準には仕様の規定はありません。何を使っても計算結果が一定の性能以上であれば良いのです。経験かた云いますと、グラスウール16k100mmの断熱材を壁に使用した場合、気密シートも気密対応型コンセントボックスも必要ありません。
Q値は大阪近郊では、次世代省エネ基準を満足させようとすれば、2.7以下であることが条件となります。Q値が小さい程断熱性能が良い家と云う事が云えます。
但し、Q値を妄信するのは禁物で、Q値には落とし穴もあるのです。
詳しくは↓まで
http://mbp-japan.com/osaka/oado/column/10639/