古代地図と軟弱地盤
転がり免震支承
鉛直に掛かる荷重を確実に基礎に伝達し、水平に掛かる荷重に対しては何の抵抗もしない。転がり免震支承一言で云えばこうなります。
中華鍋を二枚貝の様に重ね合わせ、その中に大きい鉄の球を入れた様なカタチをしています。この鉄球がベリングの役目を果し地震力を上部構造体まで伝えない仕組みになっています。積層ゴム等の免震支承は基礎と建物が繋がっている為どうしても固有振動周期が発生してしまいます。固有振動周期と地震波が合ってしまえば共振し、返って被害を増大させる結果になりかねません。
転がり免震支承は、基礎と上部構造体が繋がっておらず固有振動周期が生まれません。どんな地震波にも対応出来る訳です。
また、鍋及び蓋には軽いカーブがついており、地震が収まれば自然と中心に鉄球が戻る仕組みになっています。その為原点復帰に特別な操作は必要ありません。
欠点は、横荷重に対してどんなものにも反応してしまう事です。極端な話しそよ風が吹いても、このままではユラユラと揺れてしまいます。家の中に居ながら船酔いしてしまいます。その為に転がり免震支承だけでなく複雑な機構を持った装置が複数必要になってしまうのです。
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岡田一級建築士事務所 福味 健治
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