若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組を強化
21世紀職業財団は、「育児をしながら働く女性の昇進意欲やモチベーションに関する調査」結果を明らかにしました。育児休業からの職場復帰後に、上司から「少し困難な仕事」を任された女性社員は、そうでない女性社員に比べて昇進意欲が高まることがわかりました。
調査は、今年3月、従業員300人以上の企業に勤務していて子供のいる正社員女性を対象に実施し、2500人の回答を集計しました。上司の姿勢と女性の昇進意欲の関係性等を調べています。
入社した時点でのキャリア意識が「普通」の女性のうち、第1子出産前に部下の育成に不熱心な上司を持っていた女性をみると、現在「昇進したい」と考えている割合は44.3%にとどまります。一方、育成に熱心な上司を持っていた場合は、55.2%に達しており、上司が育成に熱心な場合の方が、女性の昇進意欲が高かったようです。
育児休業からの職場復帰後における仕事の割振りとの関係では、上司から「実力より少し困難な仕事」を任された女性の場合は54.2%に上がるのに対し、任されなかった女性では40.6%にとどまります。
育休後に復帰せず、退職される女性もたくさんいます。
たしかに、家事、育児、仕事を両立させるのは大変なことですが、この調査結果をみておどろきです。
時間を要する、また責任ある仕事を任されているほうが育休復帰後のモチベーションがあがるのですね。