残業代請求は過去2年分→5年分になる?
厚生労働省は令和5年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の入賞企業を公表しました。
受賞企業の主な表彰のポイントをいくつかご紹介しましょう。
A社(食品小売業)では、定年後も人事評価制度を実施しており、社員の年齢にかかわらず複数の項目を設定して人材の育成方針を明示しています。併せて、会社の求める人材像と期待する成果を明確にすることで、社員のモチベーション向上に繋げています。
B社(介護事業)では、定年後も賃金は60歳到達時の基本給を据え置いています。また、補助機器の導入や新たな職種の創出により、体力負担の軽減を図り、高年齢者の就業機会を確保しています。
C社(電気機械器具製造業)では、技術を持つ高年齢社員を新たに雇い入れたことにより、外注業務の内製化に成功し、納期の短縮とコスト削減を実現しました。現在の高年齢社員は83歳だといいます。
深刻な人手不足が続く中、シニア人材の活用に注目が集まっています。高年齢者がいきいきと働ける環境を整えるために好事例が参考になるでしょう。