ワクチン接種を拒否する労働者に関するQ&A

鈴木圭史

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 厚生労働省は、「新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)」にワクチン接種を拒否する労働者に関するQ&A等を追加しました。

 事業主や管理者に対して、ワクチン接種には本人の同意が必要であることや、医学的な理由で接種を受けられない人もいることを念頭に置いて細やかな配慮をおこなってほしいとしています。

 職場でワクチン接種を強制したり、接種していないことを理由に差別的な取り扱いをすること、接種を拒否した労働者を解雇したり雇止めすることは許されません。

 このほかQ&Aでは、「ワクチンを接種していない労働者を、人と接することのない業務に配置転換することはできるか」「採用時にワクチン接種を条件とすることはできるか」といった質問が掲載されています。

 配置転換については、就業規則等にもとづいたものは可能としつつ、業務上の必要性と配置転換による労働者の不利益の程度によっては権利濫用とされる場合があると示しています。ワクチン接種を採用条件にすることについては、その理由を示して募集することが望ましいなどとしています。

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鈴木圭史
専門家

鈴木圭史(特定社会保険労務士)

ドラフト労務管理事務所

社労士として20年以上の経験を誇り、労務相談から発展した、労務リスクの回避につながる労務監査を推進。IPOやM&A支援でも実績があります。「船員の働き方改革」に対応する海事代理士業も。

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