新入社員の意識「人並みで十分」が過去最高

鈴木圭史

鈴木圭史

テーマ:よもやま話

 日本生産本部は7月7日、平成28年度新入社員を対象にし「働くことの意識」調査結果を公表しました。「働く目的」では楽しい生活をしたが増加し、41.7%と過去最高を更新しました。一方「自分の能力をためす」は12.4%で過去最低を更新しています。「社会のために役立ちたい」も昨年より3.2ポイント減の9.3%となっています。
「人並み以上に働きたいか」という問いに対しては、「人並みで十分」が増加し、58.3%と過去最高を更新するとともに、「人並み以上に働きたい」(34.2%)との差も過去最大となりました。
 会社の選択理由については「自分の能力、個性が生かせるから」が33.2%で最も多く、「仕事が面白いから」はここ数年減少し続け17.3%となっています。
 若い世代の価値観は時代とともに変化するものです。今後も人手不足の深刻化・慢性化が予想される中、「自分が若いころは・・・」というものさしで考えていると、若い人材を獲得し定着させるのは難しいのかもしれません。

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鈴木圭史
専門家

鈴木圭史(特定社会保険労務士)

ドラフト労務管理事務所

社労士として20年以上の経験を誇り、労務相談から発展した、労務リスクの回避につながる労務監査を推進。IPOやM&A支援でも実績があります。「船員の働き方改革」に対応する海事代理士業も。

鈴木圭史プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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