深夜帰宅、翌朝、理不尽に怒られる
不動産業界には「春と秋が繁忙期」という常識があります。確かに2〜3月の転居シーズン、9〜10月の異動シーズンは問い合わせが増えます。
でも、長年この仕事をしてきた肌感覚でいうと――6月は意外と「おいしい月」なんです。
①競合が減り、本気のお客様が残る
繁忙期が終わると、物件数は多いままでも問い合わせ数は落ち着いてきます。一見すると「市場が止まった」ように見えますが、実は違います。
この時期に動いているのは「転職や異動が6月以降に確定した」「春に探したが条件が合わず引き続き探している」といった、理由のある本気の方たちです。競争相手が少ない分、物件を落ち着いて選べるという買い手・借り手の優位があります。
私の現場感覚では、6月の問い合わせは数こそ少なくても成約率が高い。これは毎年感じることです。
②売り手には「仕込みの時期」
売却を考えている方にとっては、6月は準備を整える絶好のタイミングです。
春に売り出して成約に至らなかった物件は、この時期に条件や価格を見直す動きがあります。新たに売却を検討する方も増えてきます。秋の需要期(9〜10月)に向けて、今から業者に相談し、価格設定や売り出しのタイミングを戦略的に考えておくことが大切です。
急ぐ必要がなければ、焦らずに準備できる今の時期こそ動き始めるべきです。
③雨の日内覧のススメ
梅雨の時期だからこそ気づくことがあります。
「雨の日は内覧を避けたほうがいい」と思っている方が多いのですが、私はむしろ逆の考えです。雨天時の内覧では、廊下や駐車場の排水状況・建物の防水性・窓まわりの結露ぐあいなど、晴天時には見落としがちなポイントが自然と見えてきます。
過去に雨の日に内覧したお客様が「雨漏り跡を発見できたので検討を見直した」というケースもありました。デメリットに見える梅雨が、実は物件の本来の姿を確認する好機になるんです。
まとめ
不動産の動きは「季節」だけで決まるわけではありません。今の自分の事情・目的に合わせて動くことが一番大切です。ただ、周りが動いていない時期こそ、良い物件に出会えたり、有利な条件で交渉できたりすることがある。
6月の市場はまさにそういう時期です。ご相談はいつでもお気軽にどうぞ。


