○見えなくなった看板○

宮本裕文

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テーマ:ちょっと一息

嘘のような本当の話

ちょっと一息しませんか

大通りの交差点から少し入った路地裏で、Aさんは飲食店を営業しています。隣は駐車場で大通りからの見通しも良く、看板も目立っていました。しかし、最近駐車場の所有者が変わり、その駐車場にビルが建ちめました。

その結果、看板も見えなくなり客足も減ってきました。(あくまでも本人談)

Aさんは、新たな所有者に「あなたのビルに隠れて、私の店の看板が見えなくなった、営業に支障が生じたので、あなたの負担で目立つ場所に看板を設置して欲しい!」と建設業者を通じ所有者に要求しました。
この要求は、認められるのか?認められないのか?

嘘のような本当の話で、私も以前媒介したテナントさんから、同じような相談を受けたことがあります。店の看板が見えなくなることは集客に影響を及ぼすことは理解できます。

しかし、この場合は新たな所有者に看板の設置をしてもらうには無理があると思います。

例えば、日照権は法的な権利として認められ保障されていますが、看板が見えなくなった等は、法的に具的な権利があるとはいえないように思います。よって、Aさんの負担と責任において看板は設置されるべきではないでしょうか。

権利として曖昧なものは、法的に救済されない可能性が高くなります。

ちょっと一息でした



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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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