○供給処理施設と嫌悪施設○

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:コンサルティング

調査と説明の注意点

その調査と説明

供給処理施設の調査で重要なことは、

①どの種類の施設を使用しているか?
②道路と敷地との関係はどうなっているか?

だと思います。

例えば、下水管の先は公共下水になっていても、そこに出るまでには私設管であることもあり、私設管は、公的団体が管理するものではなく、住民や組合などの私人が維持管理しなければなりません。

万が一、私設管に使用上の問題が起きると色々と面倒なことになり、また緊急の改修工事などで費用負担等のケースも考えられます。

私設管の場合、所有者と管理関係の調査が必須となるので供給処理施設の調査は、知識と経験が必要となります。


嫌悪とは?

嫌悪施設についての説明には注意が必要です。そもそも嫌悪施設とは、

○住宅地としての品格を下げる施設
○騒音、大気汚染、土壌汚染、悪臭など引き起こす施設
○不安感、不快感、嫌悪感を感じさせる施設

などが挙げられますが、その施設を利用している人、その施設で働いている人にはありがたい存在です。したがって、嫌悪施設の説明や表現には注意が必要です。

また、嫌悪施設と感じる・感じないは個人的な感覚や感情でほぼ決まります。特に騒音、臭いなどは本人以外、理解できない場合もあり悩むところです。また、不動産購入後に施設が出来た場合などは防ぐことは出来ません。

最近では、「保育園」「幼稚園」なども嫌悪施設として取り上げられます。子供の声も「騒音」なのでしょうか?

ただし、当事者の話を聞くと複雑です。



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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

障がい者(心と体)に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。また、宅建士として37年の知見を基に不動産お役立ちコラムを発信しています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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