私道。
見えなくなった店の看板。
大通りの交差点から少し入った路地裏で、Aさんは飲食店を営業しています。
隣は駐車場で大通りからの見通しも良く、看板も目立っていました。しかし、最近駐車場の
所有者が変わり、その駐車場にビルが建ち始めました。
その結果、看板も見えなくなり客足も減ってきました。
Aさんは、新たな所有者に「あなたのビルに隠れて、私の店の看板が見えなくなった、営業に
支障が生じたので、あなたの負担で目立つ場所に看板を設置して欲しい!」
この要求は、認められるのか?認められないのか?
私も媒介したテナントさんから、同じような相談を受けたことがあります。店の看板が見えなく
なることは相当なデメリットとなりそうです。
しかし、この場合は新たな所有者に看板の設置をしてもらうには無理があると思います。
例えば、日照権は法的な権利として認められ保障されていますが、看板が見えなくなった
等は、法的に具体的な権利があるとはいえないように思います。
よって、Aさんの負担と責任において看板は設置されるべきではないでしょうか。
権利として曖昧なものは、法的に救済されない可能性が高くなります。
その場合には、やはり当事者間で話合い、常識的で合理的な解決方法が望まれます。
立木の譲渡 ちょっと一息
○随時、不動産相談の受付をしています。 メールでの受付は
○メールでのご相談もお受けしています。 メールでの相談は
○不動産のセカンドオピニオン 岡山市の不動産コンサルタント 宮本裕文
○料金表
○セミナー