姿勢・肩腰膝の体調改善教室 第4回 @ 備前市国民健康保険
新見市小中学校 教育研修所 教育研究会 「健康教育」分科会
「子どもの姿勢を考える」
~ 体力・学力・脳の働き ~
新見市の教育研修所による教育研究会が夏休み期間中に開催されました。
午前中には7つの分科会、午後は全体講演会で新見市の全教職員が一堂に会しました。
参加対象は、新見市内の幼稚園・認定こども園、小学校・中学校教職員、
新見市学校給食センター共同調理場栄養士・調理員などです。
この度、講師を務めた「健康教育」分科会には61名が参加されました。
この研修会のねらいは、
1)姿勢の成り立ちを理解する
2)姿勢と健康との関連を考える
3)からだとこころのつながりを理解する
4)よい姿勢と動きやすさを体感する
姿勢は何をするにも大事であるということは誰もが感じていることです。
姿勢が悪いことは良くないこと、だから、姿勢を良くした方がいい。
姿勢が悪いと具体的にどのような悪いことがあるのでしょうか。
反対に、姿勢がよいとどのような良いことがあるのでしょうか。
では、よい姿勢とはどのような姿勢でしょうか。
そのためにはどうすればいいのでしょうか。
今までの学校教育では姿勢について具体的な指導はありません。
それは姿勢を教育する必要がなかったからです。
かつての子ども達は、小学校に入るまでには椅子に座って45分間の授業を
受けることができるようになっていました。
ちゃんと前を見て、背筋を伸ばした姿勢で、先生の話を集中して聞くことができていました。
それが今では、ちゃんと座ることすらままならないのです。
座っていてもぐにゃぐにゃ、ゴソゴソして、まともに前を見られないのですから、
授業に集中することはできません。
当然、学力にも大きく影響してきます。
校長先生を始め、学校の先生方は皆、口をそろえて言います。
『勉強ができる子は姿勢がいい!』
つまり、勉強に集中できるかどうかが学力に関わってくるということです。
集中できれば、理解できることが増え、できる楽しさを感じられ、意欲も湧いてきます。
集中するためにじっと座れること、その姿勢が楽であることが重要なのです。
私たちが考える「楽な姿勢」は、ほとんどの方が正しい体の使い方ではありません。
椅子に座った際の「楽な姿勢」は背もたれにもたれて、やや背中が丸くなった姿勢に
なっているのではないでしょうか。
その姿勢が良くない、正しくないということが分かっていながら、習慣になっていれば
それが日常の座る姿勢としてからだは覚えていきます。
子どもの前で見せる大人の姿勢は、赤ちゃんの時から目に焼き付けています。
大人が正しい姿勢を見せていない、ということについても考えていく必要がありますね。
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