からだの使い方が分からない子ども@親子で姿勢改善アクティブ・コンディショニング教室
子どもの指導現場において、よく耳にするのが
「ムリ!」
の2文字です。
そんなに無理なことを説明したわけではありません。
子ども達の様子を見ていると、少しずつ上達しているので
今よりもほんの少しだけ集中すればできること。
子ども達は、
ムリ!= できない!
という意味で発しているのだと思います。
まだやっていないのに、なんで無理だと思うのでしょう。
これは、子どもの指導現場だけで起こっていることではありません。
実は、大人の指導をしていても同様のことが起こります。
あなたは今までに「ムリ!」と発したことはありますか。
それはどのような場面でしょうか。
その時はなぜ無理だと思ったのでしょうか。
今、これを問われてもすぐに返答ができない方がほとんどでしょう。
それは、自分では「ムリ!」と言っている記憶がないから。
たぶん無意識に口から出ているのではないでしょうか。
そして、それを子どもの前で、あるいは子どもに対して言っているかもしれません。
ちょっと頑張ってみたらできる。
少し工夫をしたり他の方法を考えてみたらできる。
今じゃなくもう少し後だったらできる。
なのに、
今は忙しい。
手が離せない。
やったことがないから分からない。
面倒。
このような理由で、とりあえず「ムリ!」で済ませていたら・・・
あなたの様子と言葉を子どもはどのように感じているでしょう。
お母さんは忙しいから仕方がないな・・・
この前はできたのに、なんで今はできないの?
いつも「ムリ!」って云うだけで聞いてくれない。
大人側にも理由があるかもしれませんね。
でも「ムリ!」という言葉はとても思いやりがあるようには感じません。
「無理」とは、
①道理や理由がないこと。
②しいておこなうこと。
③するのに困難なこと。
「ムリ!」は③のするのに困難なことを指すことが多いですね。
一言で何となく伝わり状況が分かりやすいとして選択をしているなら、
前後に言葉を添えて伝えるようにしましょう。
「ムリ!」と言葉を発すると、思考も行動もここでストップしてしまいます。
どうしたらできるかなと考えたり、できる方法を見つけ出す努力をしないまま、
そこで全てが終わってしまっているかもしれません。
いつからでしょうか。
何でも短く簡単な言葉で伝える風潮がありますね。
「ムリ!」は伝える側も言われる側も、考えたり、創意工夫をしたり、
努力したり、失敗から学んだりという経験する機会を失う言葉のひとつだと思います。
「親の背中を見て育つ」
あなたの背中は子ども達にはどのように映っているのでしょうか。
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「やりたい気持ち」と「できるからだ」が合致することで、
より難易度の高いことにもチャレンジできる意欲や自信がでてきます。
「できた!」の積み重ねはこころを育み、からだとこころの粘り強さや
困難なことでも前向きに乗り越えられるたくましさを身につけるでしょう。
集中力や判断力も自然に身につき、より高い能力を発揮することが
できるようになります。
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