よい姿勢で陸上記録会の記録を更新しよう! @ 吉備中央町立豊野小学校
走っている子どもの姿勢を横から見たことはありますか。
見る機会があって、目に映っているけど深く考えることはないかもしれませんね。
速いとか追いついたなどレースの運びに夢中になるでしょう。
運動会などで何人かが走っている姿を見ると、それぞれの姿勢、足の運び、
腕の振り方など、全く同じ動きはしていないはずです。
速く走るために重要なのは【体幹】の使い方。
それは姿勢に表れています。
見た目にきれいな姿勢は、何をするにも効率のいいからだの使い方ができます。
逆に何をするにも効率が悪い、無駄な力を入れて、力ずくで動く姿勢は、
きれいとかかっこいいとは見えないものです。
一番分かりやすいのは「猫背」といわれるような背中が丸まった姿勢。
背中が丸まっているとなぜ速く走れないのでしょうか。
もし、できるなら実際に猫背になって走ってみると分かりやすいでしょう。
猫背で走る子ども(大人も同じです)は、多分座っているときも背中を丸くしています。
背中が丸いというのは背骨全体が後ろ側にカーブしたC字になっています。
座面に接している骨盤は後ろに倒れているはずです。
横から見ると骨盤が後ろに倒れ、その上の腰から胸の後ろまではC字カーブで
丸くなっていて、首から上は前に突き出ていて、頭は背骨よりも前にある姿勢。
このような姿勢で座っているということは、立っても背中が丸い姿勢で動きます。
立っている時の骨盤を横から見ると、やはりやや後ろに倒れています。
見た目は腰が落ちてからだ全体がダランとしていると表現できるような姿勢です。
この腰が落ちた姿勢は重心はやや後ろにあります。
私たちは前に脚を出して歩いたり走ったりしますが、立っているだけでも
重心が後ろにあるということは、前に重心移動しにくいのです。
足を前には出していますが、重心の移動としては、常に後ろに乗せる姿勢のため、
思うほどは前に進めないのです。
そのため、前に進むには他の部位を酷使してしまいます。
それは太腿の筋肉やふくらはぎの筋肉。
使いすぎによって硬くなり、硬くなることで関節の動く範囲が狭くなります。
動きにくくなるからさらに力を入れて使うようになります。
するとまた硬くなって動く範囲が狭くなる。
この悪循環を繰り返すうちに痛みが出ることがあります。
このような悪循環に陥っているのであれば、
動くためのからだづくりを急ぐ必要があります。
姿勢を調えるアクティブ・コンディショニングは、
効率よくからだを動かすことができ、
今まで以上にパフォーマンスが向上します。
力みや力技で動いていたからだの使い方を変え、
しなやかに動くことができ、ケガの予防にもなります。
普段の子どもの走り方を観察してみてください。
観るポイントは骨盤、背骨、頭の位置です。
● 親子の姿勢アクティブ・コンディショニング
子どもの姿勢やからだの硬さ・動き方が気になるけど、
何をしたらいいのか分からない方必見!
親子で遊びながら、いつの間にか姿勢や動きが変化します。
子どもはもちろん、大人も姿勢がよくなり、からだは軽くなります。
親子でご参加ください。
【日時】7月15日(月・祝)10:30~
詳しくは・・・
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/217/
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
【アクティブ・コンディショニングの教室案内】
山陽新聞カルチャープラザ 本部教室
●《幼児の姿勢と運動脳を育むバランスボール講座》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/398/
●《小学生の姿勢とケガ予防のバランスボール講座》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/398/
子どもが大好きな「あ・そ・び」を通して楽しくからだづくり。
よい姿勢は全ての動きの基本。
「やりたい気持ち」と「できるからだ」が合致することで、
より難易度の高いことにもチャレンジできる意欲や自信がでてきます。
「できた!」の積み重ねはこころを育み、からだとこころの粘り強さや
困難なことでも前向きに乗り越えられるたくましさを身につけるでしょう。
◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel (086)803-8017
URL http://santa.sanyo.oni.co.jp/