Mybestpro Members

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

赤ちゃんの発達が妨げられている最近の子育て ~囲まれた住空間~

テーマ:赤ちゃん・子ども


私たちの生活は時代によって大きく様変わりして来ました。
各家庭の事情にもよりますが、かつては畳のある和室が襖で仕切られ、
時には襖を取り払って大広間にすることもできました。

広い空間は子どもにとっては、しっかり動くことができる楽しい遊び場。
ダメと言われそうですが、飛んだり跳ねたり走ったり。
兄弟や友達と常に動きまわって遊んでいます。

広い部屋でもトランプなどをする場合は、その場に座って遊ぶこともありますが、
動きまわれるスペースがあれば動きたくなるのが子どもです。
もちろん家の中よりも外の方が思いっきり動けますよね。
しかし、家の中でもそれなりに動いて遊ぶことはできていました。


今はどうでしょう。
まず、マンションやコーポでは、少々の足音でも下の階に響くこともあり、
子どもが跳ねたりバタバタすることは禁止されている家庭もあるのではないでしょうか。

かつての家屋事情と大きく変化したのは、自由に動けるスペースがなくなったこと。
畳も同じ一畳でも本間や団地サイズなど様々なサイズがあり、
同じ六畳でも部屋の広さが狭くなってしまうこともあります。
家具を置くと、リビングで床に寝ころぶスペースもなくなってしまい、
ストレッチさえもできないといわれることもあります。


そんな部屋で赤ちゃんの育児をするには気をつけておきたいことがあります。
寝返りをして自分でうつ伏せになることができると、今まで見えなかったものが
見えるようになり、興味の幅が広がってきます。

ゴソゴソと動き始めるようになると、
目を離した隙にさっきまでいたところには姿が見えず、
「そんなところまで行ったの?」というくらい移動しています。

お腹を床につけたままの移動から、
お腹を持ち上げて掌と膝を床につけた移動になる頃には、
あっという間に部屋の端から端まで移動することができます。

そこでUターンするかと思えば、それはしないで立とうとします。
赤ちゃんは立ちたくて、テーブルや家具まで移動し、
目的の所に到達したらつかまり立ちをします。

部屋の中で這うスペースがなければ、すぐに立つことができるのです。
お腹をつけて移動している時期でも、ハイハイをしないまま立ち上がることもあります。

現代の家屋事情はあまり這うスペースがないのが現状です。
すると這うことを飛ばして、早くに立ち上がります。
私たちが自分で動きながら約1年をかけて歩けるようになる過程は、
どれも飛ばしてはいけません。
特に四つ這いでの移動はしっかりとする必要があります。


物に囲まれ、さらに赤ちゃんが部屋の一部から出られないような囲い、
あるいは自分で寝返りなどの動きができない育児グッズ。
今は様々なものがあり、使い方によっては必要な場合もありますが、
現状を知り、使っていいのか、何が足りないのか、
何をする必要があるのかを考えた育児をしなければならないのです。

便利だから、みんながしているから、仕方がないで済ましていることが、
子ども達のからだを蝕んでいる現状を知ってください。




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【 Studio Grace Mam 】

~ママの産後のリカバリーと赤ちゃんの発達を促す
ピラティス&コンディショニングスタジオ~


●《赤ちゃんの発達を促し、脳を育む、産後ママとベビーの教室》

赤ちゃんの発達段階に応じて、運動発達を促し、しなやかな動きを身につけます。
よい姿勢は生まれた時からのからだの使い方で作られていきます。
お母さんとのふれあいや遊びを通して、アタッチメントを形成し、
からだもこころも健やかで豊かに育んでいきます。
お母さんの産後の姿勢づくりにより、体型をもどし、腰痛・肩こりなどを解消。
子育てに必要な体力をつけ、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。

★ 赤ちゃんの運動発達を促すコンディショニング
産後のリカバリーのコンディショニング&ピラティス
毎週火曜日 13:00~
★ 赤ちゃんの発達相談教室
第1火曜日 14:15~

◆ お問い合わせは・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/問い合わせ/
090-5703-4877

◆ Studio Grace Mamの詳細は・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/studio-grace-mam/
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/465/


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

福本智恵子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼