子どもの姿勢に影響する生活様式
数年前から地域の小学校の放課後に「バランスボールであそぼう!」
という教室を行なっています。
岡山市放課後子ども教室事業として、
年に4回から6回くらいで、希望者のみの参加です。
一昨年からは『よい姿勢づくり』の【アクティブ・コンディショニング】を
組み込み、姿勢を調えたのちにバランスボールで遊ぶ内容に変更しました。
今年は『よい姿勢になる!!バランスボールあそび』として、
子どもたちによい姿勢が日常でも身につくような働きかけをしています。
「正しい座り方」を教えると、最初は「きつい・・」という子どもも多いです。
どのように座ることがよい姿勢なのかをからだで覚え、
【アクティブ・コンディショニング】の後はそれが楽に座れることを体感します。
【アクティブ・コンディショニング】
以前から参加していた児童は、「正しい座り方」の方法をちゃんと覚えていて、
いつも意識していました。
教えたことをからだで感じ、それを実践していけば、
誰だってよい姿勢になれます。
その取り組む意識は大人よりも子どもの方がはるかに高いと感じます。
また、よい姿勢が身につくまでの期間も子どもは早いです。
だからこそ子どものうちによい姿勢を身につけることが大切ですね。
1年生の時から参加してくれている児童は、年々バランスボールが上達し、
難易度が上がってもすぐに動けるようになってきました。
【アクティブ・コンディショニング】でウォーミング・アップをするようになってからは
上達の度合いがかなり高くなってきました。
バランスボールは転がります。
転がりを止めるのではなく、小さく動く中でからだをどのように安定させて使うか、
バランスボールの動きに合わせるようにからだをコントロールして使うかが
重要になってきます。
普段やらないことをするのですから、バランスボールに転がされてしまい、
あちこちで子どもたちは床にコロコロと転がっています。
でもこれも子どものからだには必要な経験です。
転び方がうまくなり、やがて転ばなくなり、
バランスボールをコントロールするからだの能力が高まってきます。
バランスボールを使う前にからだの安定感や
コントロール能力を高めておくことが、
バランスボールに振り回さることなく、上達の早道になってきます。
からだの安定感やコントロール能力を高めるのが
【アクティブ・コンディショニング】です。
その結果、姿勢がよくなるのです。
反対に考えてみてください。
姿勢が悪ければ、からだは不安定でコントロールできずに、
動きに振り回されます。
そのような動き方は転びやすい、痛みが出る、
転んでケガをすることになってしまいます。
自由自在にやりたいことができるからだになれば、
次はもう少し難しいことをやってみよう、
新しいことにチャレンジしてみようという意欲が湧いてきます。
子どもが自ら動くこと、自分を律すること、友達とのコミュニケーションなど、
姿勢を調えることで子どもの可能性はいくらでも広がってくるのです。
子どもも大人も「しっかりと立てる」ための『姿勢づくり』の
【アクティブ・コンディショニング】が必要な時代です。
よい姿勢は、体力・学力・脳の働きを高めます。
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-/-/-/-/-/-/-/- バランスボール講座のご案内 -/-/-/-/-/-/-/-
【アクティブ・コンディショニング】をベースにした『姿勢と動きづくり』
● 『幼児の姿勢と運動脳を育むバランスボール講座』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/398/
● 『小学生の姿勢とケガ予防のバランスボール講座』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/398/
* 山陽新聞カルチャープラザ 本部教室にて7月13日(金)より開講します。
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