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斜めに座る授業中の姿勢

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:小学生

「からだが斜めになったまま座っている子ども」


前や後ろから見ると、頭の位置が左右に傾いています。
倒れそうで、座りにくそうな姿勢ですね。


新学期が始まり、4月・5月には授業参観などで
保護者が学校を訪れる機会があるのではないでしょうか。

子どもたちは保護者が来ることでウキウキ・ソワソワしながら、
いつもとはちょっと緊張して授業を受けることでしょう。
しかし、その緊張感は長続きしないようです。
時間が経つと徐々にいつもの様子が現れてきます。

ノートやプリントに書く時の姿勢が・・・

右利きの子どもは頭を左に傾けて、横から覗き込むようにしています。
するとからだも左に傾いていきます。
椅子から落ちないように左手は椅子に置いてからだを支えています。

鉛筆は芯を持っているのかと思うくらい先の方を持つので、
書いているところが見えにくくなります。
上からだと見えないので、横から、それも指先のすぐ近くを横から覗きこんで
書いています。
頭は横に傾き、それに伴ってからだも横に倒れてしまいます。

鉛筆を持っていない手は、ノートやプリントに添えるのではなく、
椅子に置いてからだを支えるために使います。
机の上に置いたとしても、横から覗き込むためには腕は
とても都合のいい枕(頭を乗せる)になるようです。


からだを傾けたままの姿勢を長く続けることは容易ではありませんね。
片肘を机について、頭を支える子どももいるようです。
授業中に両肘をついたり、机に伏せっている児童もいます。

見た目は「姿勢が悪い」ですね。
親は「背すじを伸ばして真っすぐ座りなさい!」と言います。
しかし、言葉で教えるだけでは一時的には言われた通りにしますが、
すぐにクニャっとなって元通りです。

姿勢が悪い子どもたちは自分のからだを自分で支えられないのです。
だから、手を椅子に置いたり、肘や腕に頭やからだを預けて支えているのです。

自分のからだを支えられない状態で動くことは無理があります。
その無理がケガにつながっているのです。


乳児・幼児のうちから無理・無駄のない動きができる姿勢づくりは
その後のからだに必要です。
できれば早いうちに身につけさせたいですね。


『幼児とママのエクササイズ教室』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/499/

『赤ちゃんとママのエクササイズ』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/237/

『赤ちゃんの発達を促し、脳を育む、産後ママとベビー&キッズの教室』
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/465/







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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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