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子どもの姿勢が短時間で変化する体操③

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:小学生

「お子さんの姿勢のどういうところが気になりますか?」
相談を受けた時や、勉強会・講演会などに参加していただいた方に
必ずおたずねします。


ほとんどの方は、

「机についている時に背中が丸い」
「食事の時に片手しか使っていない」
「机に肘をつく」

など、座っている時の姿勢に目が向くようです。


もう少し細かく見ている方は、

「いつも右(左)に傾いて立っている」
「走る時の腕の振り方がおかしい」
「膝の使い方が左右で違う」
「足の裏の土ふまずがなくなってきた」

など、からだの使い方や動きにも着目されています。


スポーツの練習や試合を見る機会がある方は、
他の子どもたちとの比較によって気づかれることもあるようです。

「柔軟体操で脚が全然開いていない」
「動きがワンテンポ遅い」
「腕を上げる位置が低い」
「走るのが遅い」

など、わが子だけを見ていると、それが普通かなと思うことも、
他の子どもと同じ事をしている場面から見えてくることもあります。


スポーツのスキルを上げるにはスキル練習をしなければなりません。
しかし、大人の目に映っている姿勢やからだの使い方・動きが
気になる子どもたちが、スキル練習をたくさんすることで
上手になるのでしょうか。


答えは「No」です。


前回のコラムで書きましたが、『からだをうまく使えない』子どもが、
練習をすればするほど「痛み」「ケガ」「スポーツ傷害」を
起こす可能性は高まります。


子どもが痛みやケガを起こさないようにするには、
スキル練習の前に『からだをうまく使う』ことを身につければいいのです。

先月・今月と親子で参加していただいた
【子どもの姿勢が短時間で変わる体操】は、ここにアプローチをしています。


その結果、子どもたちはこのような感想を持ちました。

普通に立つだけのことが「楽に立てる」ように変化した
体育座りでいい姿勢をすると「腰や背中が楽になった」
「高く跳べるようになった」
「回転が真っすぐになった」
「痛かったところが痛くない」


この状態でいつもの練習をすると「うまくできそう」な気がしますね。
同じ事をしてもいつも以上に上手にできれば、楽しいしうれしいです。
できることで自信がもて、さらにチャレンジしていこうという
意欲もわいてきます。

「痛み」や「ケガ」で不安になったり自信を喪失させないよう、
子どもが持っている可能性を引き出して伸ばしてやれるよう、
【子どもの姿勢が短時間で変わる体操】をお試しください。


今月、ある小学校の親子行事の講師の依頼をいただきました。
子どもの姿勢の変化と目の輝きを親子で体感していただきます。

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福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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