テレビ番組の言葉　「人はずっと成長していける」

2017年2月13日公開 / 2021年2月21日更新

テーマ：言葉のちから

コラムカテゴリ：スクール・習い事

毎朝楽しみに見ている　連続テレビ小説。
いよいよ終盤近くになり、新たな展開を見せています。

そうした中で、先日の放送の中に「心にしみる言葉」を見つけました。

「一生かけた宿題」

「人間生きていれば、わからないこともある。ままならないこともある。
そういったことを　「一生かけた宿題」だと思えば、人はずっと成長していける。
それは、仕事に限らない。」

これは、生き方に自信を無くしかけた娘にかけた「父親の言葉」です。

深い言葉だと思いました。
そして以前私も、同じような言葉をかけられたことがあったと思い出しました。

「一生勉強」

それは数年前、私が自分の朗読に迷いを感じていた時でした。
「自分の朗読が、聞き手に十分伝わっているのか、いまいちよくわからない。どうしたらいいのだろう」

そう言った私に、当時師事していた先生が仰いました。

「朗読は、本当に奥が深いもので、一朝一夕にはいきません。
近道など決してなく、とにかく作品と向かい合って、作品に寄り添って、読み込むだけです。

私自身、何度朗読をしても、100バーセント満足できることはなかなかなく、
毎回毎回、新たな気持ちで、挑戦を続けているのです。

そうすることで進化していけるのだと思っています。
これでいいと思ったら、そこで成長は止まってしまう。
だから一生勉強だと、私は思っています」

何だかとても救われた思いがしました。

「言葉のリレー」

先日、朗読講座の受講生から、同じ質問を受けました。

「自分の朗読が、聞き手に十分伝わっているのか、いまいちよくわからない。どうしたらいいのだろう」

私は、その熱心な受講生に、かつて私が恩師からもらった「言葉」を贈りました。
漠然としていて、直接的な答えにはなっていないかもしれませんが、
わたしからの「言葉のリレー」のバトンを、受け取ってもらえることを願っています。

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