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長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ながのじゅんこ)

ステージ・アップ

コラム

「すみません」 より 「ありがとう」

2016年3月14日 公開 / 2019年1月5日更新

テーマ:言葉のちから

皆さんは、人に何かしてもらったり、お世話になったときなどに
思わず 「すみません」 と言っていませんか?

例えば、
電車で席を譲ってもらったときに 「すみません」
道案内をしてもらったときに 「すみません」
ご馳走してもらったときにも 「すみません」


「すみません」 は 「謝罪の言葉」

本来 「すみません」 という言葉は 「お詫びの言葉」 で、感謝を表す言葉ではありません。
それなのに私たちはなぜか 「謝る」 ときだけでなく、
「感謝する」 ときにも 「すみません」 と言ってしまう習性があるようです。
 
これは、日本人の持つ 「奥ゆかしさ」 からきているもので、
「そんなにして頂いては、私の気持ちが済みません」 という思いの表れなのですが、

いつの間にか、
「気を遣ってもらってすまない」 「手を煩わせてしまってすまない」
「面倒をかけてしまってすまない」 「こんなに良くしてもらってすまない」 「何のお返しもできずにすまない」
という 「申し訳ない気持ちを表す言葉」 に変わってしまったようです。


「日本人は謝り過ぎ?」

何でもストレートになりすぎた今の時代に 「すみませんの持つ奥ゆかしさは捨てがたい」 という意見や
相手の立場を思う気持ちからくる言葉なのだから 「謙虚で良いではないか」 という意見がある一方で、
「日本人は 『すみません』 と言いすぎる」 と言われるのは、
「すみません」 の持つ 「空気感」 が関係しているのかもしれません。

「前向きな言葉は心も明るくする」 とよく言われますが、
「すみません」 の持つマイナスのイメージが、声や表情も曇らせてしまうのかもしれません。

道を空けてもらったり、物を拾ってもらったりしても、
うつむいたまま 「すみません」 と無表情でつぶやいている人を見ると、
感謝の気持ちどころか、申し訳ないという気持ちすら見えづらく、残念な気持ちになります。


感謝の気持ちは 「ありがとう!!」

相手に感謝の気持ちを伝える時は、やはり 「ありがとう」 がおすすめです!
「ありがとう」 は、自分のことも相手のことも幸せにする 「魔法の言葉」 です。

うつむきがちに 「すみません」 と言って暮らすより、
笑顔とともに 「ありがとう」 と言って暮らす方が、ずっと幸せになれます。

「ありがとう」 にはマイナスのイメージはどこにもなく、
言った方も、言われた方もうれしい気持ちになる 「不思議な言葉」 です。

「ありがとう」 と言うのは、ちょっぴり勇気がいることかもしれませんが、
スーパーやお店で買い物をしてお釣りを受け取る時などに、
店員さんの顔を見て 「ありがとう」 と笑顔で言うと、必ず相手も笑顔を返してくれるはず。

温かい 「生きた言葉」 を口にしていると、自分を取り巻く空気も 「幸せな色」 を帯びてきます。
「すみません」 から 「ありがとう」 への変換。是非、お試しください!!



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