自転車事故の死亡例は高校1年が最多です

笠中晴司

笠中晴司

テーマ:時事ネタ「交通事故」

新聞記事によると,自転車事故での死亡例を児童だけで見ると,高校1年が最多だそうです。

記事では,その理由は,「ヘルメットの着用率が高校生になると減少するから」とのことでした。

ヘルメット着用は,バイクでしたら義務化されていますし,車でしたら,シートベルトの着用が義務化されています。
これらは,いずれも数十年前は義務化されていないものが,事故の増加と着用による死亡率等の減少の効果が実証されて,義務化されたものです。

とすると,自転車事故の増加が続けば,自転車でのヘルメット着用も義務化される時代が来るかもしれません。

ただ,記事にはありませんでしたが,高校生の自転車事故による死亡例が小・中学生より多いことのもうひとつの理由は,高校生になると自転車での通学が許可される学校が増えるからかと想像しています。

とすれば,高校1年生は「自転車通学デビュー」の年であり,「自転車通学に慣れない」ための事故も多いということでしょう。

これも親御さんなど保護者の方の注意が必要かと思います。

もちろん,何度もご案内していますが,自転車の事故では加害者となることもあります。

その場合の賠償義務に備えた保険の加入が,京都府では2018年4月1日から義務化されますので,そちらに対する備えもお願いします。

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笠中晴司
専門家

笠中晴司(弁護士)

丹波橋法律事務所

大学卒業後,民間企業(地元銀行)で10年間勤務。その後,志をもって弁護士を目指し,弁護士になってから丸17年の経験を積みました。経験に基づく,バランス感覚は,他の弁護士より優れていると自負しています。

笠中晴司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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