交通事故体験記3~発生から示談成立まで~

笠中晴司

笠中晴司

テーマ:個人ネタ

1 警察官2名到着 事故後約10分


警察に通報してから,約10分で警察官が2名で来られました。
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     警察は原則として,交通事故の処理には,最低2名の警察官が担当として来ます。
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警察に通報する際の注意点は,まずは,事故現場の位置を正確に伝えること。
場所がわからないと,警察の到着が遅れたりしてしまいます。
  
よってこの点でも落ち着いて対応する必要があります。
もし,住所がわからなければ,近くにある建物や目印を伝えれば,
警察であれば,だいたい目星はつけてくれると思います。

私の場合は,住所はわかりませんが,よく通る場所でしたから,
すんなりと事故現場は説明することができました。


2 警察官が来た時にするべきこと


警察官が,二人来て,それぞれが双方の当事者にひとりずつつき,事故の状況を確認しました。(と言っても,そんなに離れていないので,相手の話も聞こえますが)

警察がまず聞くことは,「怪我があるかないか」「怪我があるとして,救急車の手配が必要かどうか」。
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     その理由は,警察が行う,交通事故の確認というのは,あくまで,
     「刑事処分の必要性があるのかどうかという判断が第一目的」だからです。
     ですので,刑事処分の対象には原則ならない(当て逃げ等は除く),
     物損だけの事故については,警察は,事故の処理にはほとんど関心を寄せません。

     よって,「怪我がない」とかあったとしても「たいしたことがない」となった瞬間,
     警察の事故に対する対応は極めて,事務的となり,ごくわずかの確認で終了して
     しまいます。
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私の場合は,「事故直後なので,あまりよくわからないが,少し首が痛い気がする。病院にはこの後行くが,救急車の必要はない。」と答え,救急車の手配は断りました。
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     なお,先に救急車を呼んだ場合は,救急のほうから,警察に連絡が入り,
     警察には,当事者から連絡を入れなくても,警察が来るとは思いますが,
     一応,本人からも警察にも必ず,連絡を入れるべきです。
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そして,私は,警察官の所属と名前を確認しました。
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     後日,警察に対し,事故状況等を紹介する必要がある時,事故の処理を担当した
     警察官の名前がわかれば,動きやすいので,担当者の名前を聞いておくのです。
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そんなこんなで,双方の事故の説明にほとんど齟齬(そご…違い)がないので,
免許証や車検証の確認も含めて,ほんの10分程度で警察は帰っていきました。

そして,警察官は決まり文句として,「あとは,双方で連絡をとりあって処理を
してください。人身の届けをする場合は,診断書を早く提出してください」と
言って去っていきました。
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     人身の届け,すなわち,診断書を警察に提出するのは,実質的に期限があります。
     事故の内容により,違いはありますが,できれば1週間以内,いくら長くても,
     2週間以内に診断書を提出しないと,警察は,診断書を受け付けてくれない場合
     があります。

     そのような対応を警察がする理由は,「むちうち等の一部の症状は,
     事故直後ではなく,後日に出てきたり,悪化したりする場合は確かにある。
     ただ,長くても2週間を経過して,いきなり症状が出てきたり,または悪化
     していったりすることは通常ない」という医学的な理由がひとつ。
    
     そして,もうひとつは,2週間以上経過して出される診断書というのは,
     「物損につき,解決できないから,人身にする」というような,違う
     ベクトルを持ったものも含まれる可能性があるからだと思われます。
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以上が,警察官が帰るまでの処理です。

そして,私の場合は,特に過失が問題になる事案ではありませんので
(追突ですので,相手の過失が100%),
これ以上,警察のお世話になることはありませんでした。

 
   




    

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笠中晴司
専門家

笠中晴司(弁護士)

丹波橋法律事務所

大学卒業後,民間企業(地元銀行)で10年間勤務。その後,志をもって弁護士を目指し,弁護士になってから丸17年の経験を積みました。経験に基づく,バランス感覚は,他の弁護士より優れていると自負しています。

笠中晴司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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