自分のコントロール範囲に戻るための5つの質問
誰かに「大丈夫ですか?」と聞かれたとき、
本当は大丈夫じゃないのに、
「大丈夫です」と答えてしまうこと、ありませんか?
正直な気持ちを言えなかったり、
相手に心配をかけたくなかったり…
そんな思いやりから、無理をして笑ってしまう…
大人になると、
そういう場面が増えてくるものです。
そしてきっと、
あなたが誰かに「大丈夫?」と聞いたときも、
相手もまた「大丈夫」と答えているかもしれませんね…
本当は大丈夫じゃないのに
「大丈夫」と言ってしまうと、
逆に周りが気づかず、
手を差し伸べる機会を逃してしまうこともあるのです。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか
「大丈夫?」という問いかけは、
とても極端な2択を生んでしまっています。
「大丈夫か、大丈夫じゃないか」は
白か黒かのオセロのようになっているのです。
けれど、心の状態って
そんなにはっきり分けられるものではないですよね…
だからこそ、
こんなふうに言ってみるのも一つの方法です。
「うーん、7割くらいは大丈夫かな」
「8割は平気だけど、2割は不快」
そうやって、
“気持ちのグラデーション”を伝えてみるんです。
逆に、あなたが誰かに「大丈夫?」と
声をかけるときも、こう続けてみてください。
「もし100%を大丈夫としたら、今どのくらい?」
そう聞くことで、
相手の本音を引き出しやすくなり、
必要なサポートがあるかどうかも分かりやすくなります。
「大丈夫」という言葉はとても便利ですが、
ときには心の本音を隠してしまうフィルターにもなります。
だからこそ、日常の中で「大丈夫?」を数値で表してみることも。
自分自身を大切にすることにもつながり、
相手の気持ちにそっと寄り添う方法にもなるのです。



