<エンゲル係数が急上昇しています!>
令和5年度の年金の改正をお伝えします。
<令和5年度の年金額>
年金額改定の指標は次の通りです。
・名目手取り賃金変動率 +2.8%
・物価変動率 +2.5%
名目手取り賃金変動率が物価変動率を上回る(0〈物価〈賃金 〉の場合、
・新規裁定者(67歳以下の方)の年金額=賃金変動率
・既裁定者 (68歳以上の方)の年金額=物価変動率
で改定されます。
また、令和5年度のマクロ経済スライドのよる調整▲0.3%と、令和3年度と4年度から繰り越された調整分▲0.3%を合わせた計▲0.6%の調整が行われます。よって令和5年度における新規裁定者の年金額の改定率は2.2%となります。
①令和5年4月以降の新規裁定者の主な年金額(令和5年6月振り込み分から)
令和5年4月から 令和5年3月まで
・老齢基礎年金(満額) 795,000円 777,800円
(月額66,250円) (月額64,816円)
・標準的な厚生年金* 2,693,786円 2,635,140円
(月額224,482円) (月額219,593円)
*厚生年金は平均的な収入(平均標準報酬:賞与含む月額換算43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と二人分の老齢基礎年金(満額)の給与水準です。
これ以外に障害基礎年金(1級・2級)、遺族基礎年金、中高齢寡婦加算、障害厚生年金、障害手当金も改正されます。