1９年振りにご来店下さったご婦人

当相談室が長津田に移転する前、かれこれ１９年前に健康靴をお作り頂いたご婦人が突然ご来店されました。
「ご無沙汰してました。娘に調べて貰ってようやく探し当てたのよ。お互いにすっかり歳を取っちゃったわねえ・・・。」とご婦人。
「いやー、突然なのでびっくりしましたよ。でも、ちゃんと足のカルテは保管してありますよ。」と私。
「主人を亡くしてから娘の家の近くに引っ越しをして、ゴタゴタしているうちに足が遠のいちゃって・・・。仕方ないから近所の靴屋さんで靴を購入したりしてたのよ。でも、やっぱりお宅で誂えた靴が一番履き良いの。そしたらわざわざ娘が調べてくれて、やっとこさっとこ来たってわけ・・・。」とご婦人。
「それはどうもありがとうございました。」と私。

お話を伺うと、膝の痛みで整形外科を受診して変形性膝関節症と診断されたのだそうです。


「その整形外科の先生がね、湿布や注射で痛みを抑えても治った訳ではないから、膝周りや股関節の筋肉を鍛えるためにも歩きなさいって言うのよ。それで、あれ？そう言えば同じような事を前にも靴屋さんで言われたっけなあと思いだしたのよ。靴が足の健康を守る大事な役目をするって事で、お宅で靴を作ったのよねえ・・・。」とご婦人。
「それは良い先生に巡り合いましたねえ。そうだったんですか・・・。」と私。

１９年前は外反母趾で悩んでおられたご婦人が、月日を経て膝の痛みで悩んでいるという訳です。
早速、「足のカウンセリング」を始めました。
そして、カウンセリングの結果に基づいて、健康靴に簡単なパーツで調整をしたテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。
「わー、全然快適に歩けるわ。うそみたい。」とご婦人。

30分後、出来上がったばかりの健康靴に履き替えて、ご婦人はお帰りになりました。

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