ゆく年、くる年

2015年が終わり、2016年を迎えようとしています。
今年も様々な出来事があり、あっという間に過ぎ去ろうとしています。
大きな時間軸で眺めた時に、2015年はどのような流れの中にあった年なのでしょうか？
そして2016年はどのように流れていくのでしょうか？

よく「歴史は繰り返す」と言われますが、今までになくリアルな言葉として心に響いてくるような気がします。
世界的に経済状況が足踏みする中で、生活者の中に少しづつ不満と将来に対する不安が大きくなってきています。
その不満や不安が自己防衛反応となり排外主義へと集約されると、過去に学ぶ事無く過去の誤ちを繰り返し兼ねません。


人の意識や価値観や夢は生活の中で育まれ生活に左右されるのだと思います。
生活に余裕がなくなると、人は他者の立場に思いを馳せる余裕を失い、身の回りの見える範囲の事にしか関心を示さなくなるようです。
人の立場に立って人と人との関係に基づいた生活の仕組みを見失えば、自己防衛のための排外的な視点が人を駆り立ててしまいます。

「テロとの戦い」や「覇権主義」やＴＰＰに代表されるような新たな「ブロック経済化」や「経済格差」というような古くて新しい諸問題に対して、私たちは今こそ歴史に学ぶ必要があるのではないでしょうか？

本年は本日で営業を終了させて頂きます。
新年は４日からの営業となります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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