外反母趾に関する誤解

小黒健二

小黒健二

テーマ:外反母趾

多くの方がお持ちになる外反母趾に関する誤解をまとめてみました。

*親指の付け根の骨が出っ張る
確かに骨が出っ張ったように見えますが、実は足の親指の付け根と小指の付け根の骨を結んだ足の横幅が広くなったのに対して指先が窄められたため、くの字型に曲がった関節の曲がり角が骨が出っ張ったように見えるという現象です。

*外反母趾には幅広の靴が合う
広がった足の横幅(足の横アーチの低下)に対して、幅の広い靴を選べば横幅の圧迫の痛みからは逃れられますが、横幅が広くてつま先がスリムなデザインを選択すると、外反母趾の状態が返って悪化する場合があります。

*外反母趾には柔らかい靴が合う
クッション性の良い靴や靴のアッパー素材が柔らかいものや靴底がしなやかで柔らかい靴の方が足に優しいと思われがちですが、一方で足にかかる負荷が柔らかい靴と相まって、足の骨格を不安定にするため、返って変形を助長するリスクが高まる恐れがあります。

外反母趾は足骨格の変形の結果ですので、足にかかる負荷をバランスよく受け止めて支える必要があります。
そのうえで歩いて足の筋力を取り戻す運動療法に訴える事が望ましいと思います。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
yahoo知恵袋 http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/yc_fhviq
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro
youtube https://www.youtube.com/channel/UC1XqTDECXxpVF1oI4rNwjsg

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

小黒健二
専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼