膝の痛み その2

小黒健二

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テーマ:膝の痛み

構造的に足首が不安定になり易く、膝関節に負担が掛かる靴とはどんなタイプの靴でしょうか?
・ピンヒールと呼ばれる極端に細いヒールのパンプス。
・カカト部がオープンになったミュールサンダル。
・バックベルトサンダル。
・靴底やカカトを囲む靴のカウンター部分が極端に柔らかい靴。
などが挙げられます。


もちろん、足や筋力に問題の無い方は、上記のような靴を履いても直ちにトラブルになる事はないでしょう。
しかし、足や膝に問題を抱えている方にとっては、逆にトラブルを助長する原因になる靴なのです。

例えば、脇がゴムになったようなスリップオンの軽量スニーカーを履いて歩いて「膝が痛い」と病院通いをしている方がいらっしゃいます。
いくら病院で電気治療をしたり、ヒアルロン酸の注射を繰り返しても、足元が不安定なまま膝関節に負担を掛けて歩いている事こそが膝の痛みの原因なのですから、一時的な痛みの改善にしかなりません。

歩いて膝周りの筋力を回復する事を求められても、痛いから歩きたくない、歩かないから筋力が低下する、といった悪循環に陥ってしまいます。

つづく

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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