足の2,3番目の指の上のタコと足裏のタコ

小黒健二

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テーマ:外反母趾

強度の外反母趾で親指の先が3番目の指に接してしまい、その結果、2番目と3番目の指が居場所を失って親指の上に乗っかってしまわれたご婦人がご来店されました。
2番目と3番目の指は親指の上に乗っかったままなので、親指と重なった指の2本分の厚みで靴のアッパーに押し付けられていて、指節関節にタコができています。

また、外反母趾の原因でもある足の横アーチの低下による開張足(かいちょうそく)のため、足裏の2番目の指の付け根が圧迫されて足裏にもタコがあります。

つま先が広く、厚みも十分にある健康靴に足の横アーチを支えるパーツを組み込んだテストシューズを履いて歩いて頂きました。
「ああ、痛くないわ・・・。どこも当たらずにスイスイ歩ける。」とご婦人。
今まで履いていた有名スポーツシューズメーカーのウォーキングシューズは、つま先が窄まっていて厚みも薄いので指先が圧迫されていたのですが、ご本人はそれでもつま先がゆったりしていると思い込んでおられたのです。
たぶん、パンプスとウォーキングシューズのつま先の形状を比べての判断で、外反母趾になる前のご自分の足の形を基準にしていなかったせいだと思われます。
足に合う基準とは文字通り、健康な足の形状を基準にしなければなりません。

30分後、出来上がったばかりの健康靴に履き替えて、ご婦人はお帰りになりました。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min.http://30min.jp/place/918275
濱ともカードhttp://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/
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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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