IP外反母趾
こんな例があります。
健康靴をお作り頂いたあるご婦人の場合です。
お作りした健康靴を履いて半年を過ぎた頃、「足先が痛いのでもう一度診て欲しい。」とのご連絡がありました。
早速、何処が痛いのかをお尋ねすると、
「左足の親指の脇が痛い。」との事。
裸足になった足を見てみると、親指の指先の外側(第2指側)に角質がありました。
外反母趾の方によく見られる現象として、親指の指先の内側(体の中心側)に、強いタコや角質ができることがあります。
親指が外反すると指先が回内し、親指の脇で蹴り出しをするので、指先の内側にタコや角質が出来てしまうのです。
しかし、このご婦人の場合は指先の外側に角質が出来ています。しかも、左足だけの現象です。
程なくして、原因が分かりました。
左足の親指が外反して第2指の上に乗っかるので、第2指の爪に親指の外側の皮膚が当たり続けた結果、角質化したのです。
この方は5本指靴下を履いていましたので、親指と第2指の間に薬のカプセル程の太さに丸めたティッシュペーパーを挟んでから5本指靴下を履いて頂きました。
早速、健康靴を履いて歩いて貰うと、
「あら、痛くなくなった・・・。」とご婦人。
「どうやら、健康靴を履き続けたことで、親指の動きが活発になったようですね・・・。でも、まだ外反母趾ですから、親指が第2指の上に乗っかった状態で動こうとするので、第2指の爪で親指の皮膚が擦られて角質化したようです。ですから、指の間に丸めたティッシュを挟んで、親指が第2指に乗っからないようにすると、親指が第2指の爪に干渉しなくなり、痛くなくなったという訳です」と私。
そこで、このご婦人には、外反母趾対策靴下をお勧めしました。靴下を履くだけで親指を内反位に戻すので、第2指の上に乗っからずに動けますので、効果はバツグンでした。
思わぬ原因が分かって、ご婦人は驚いていました。
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