戦争と平和
自分が小中学生の頃にボンヤリと描いていた21世紀の日本と21世紀を12年経過した現実の日本。
想像通りの未来だっただろうか?
確かにテクノロジーは進化し、50年前には想像もつかなかった道具や生活様式を使いこなしている私たちが居ます。
けれども、あの頃よりも幸せに満ちているだろうか?と考えずにはいられません。
今日、スタジオジブリの宮崎駿監督が正式に引退表明の記者会見を開きました。
混迷する時代と共に、宮崎監督のアニメ製作の原点への問いかけと模索が続いた過程が語られていたと思いました。
特にアニメ製作では一般的なアニメ声優を使わない理由が語られた時、なんとなく合点がいきました。
「存在感が無い。」という一言だったと思います。
デジタル技術によるリアルなコンピュータグラフィックスが映像やアニメの世界を席巻しています。
綺麗で緻密でスムースに動き、時には実写のように迫力ある映像を映し出す最新のテクノロジー。
いくつものスピーカーから違った音を明瞭に流すデジタル音響技術。
そしてアニメのキャラクターを破綻なくクッキリと声で彩るプロの声優。
今の時代には当然の事として、気づかないくらい当たり前の最新技術やセオリーを駆使した表現方法なのですが、そこにはすでに「お約束感」や「作られた感」に似た雰囲気が漂っているように感じます。
きっと宮崎駿監督は、技術に寄り掛かり過ぎず、主題にまっしぐらな表現方法を再確認する作業を通して、町工場の親父のごとく自分自身の手作業から生まれる技を信じて紡ぎあげたものを作品として結実させたかったのだと思いました。
人間の持つリアリティが技術によってどう昇華されるのか?
過度な技術の積み重ねや今風の完成度の追及が逆に人間のリアリティを損なっているのではないか?
そんな問いかけにも聞こえました。
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