膝の痛みを張り薬で対処しているご婦人
左足の膝が痛くなったので、左足を庇っていたら今度は右膝が痛くなった。
膝の痛みにまつわるこのようなお話をよくお聞きします。
人間の体の仕組みや器官は全てお互いに関連しながら機能しています。
痛みを庇うのは本能的な行動ですが、そのことによって新たな負担が生じる場合があります。
従って、痛みの原因に対して適切な対処をしなければ、痛みを庇う行動が新たな痛みの原因となって連鎖していくのです。
先に左膝の痛みが始まったというご婦人の場合、左足の外反母趾が右足よりも強く、その原因は左足に負荷を掛けて体のバランスを維持しようとしたせいだと思われます。
そして、その原因が骨盤の歪みにあるのではないかと考えられるのです。
外反母趾で親指の付け根が痛くなると、その痛みを庇うために親指の付け根に荷重が掛からないよう、足の外側に負担を強いてしまいます。
そのことが足首の安定を損ね、膝関節の歪みに繋がり、そこに骨盤の歪みによる偏った荷重が負担となり、膝の痛みの原因になったのではないかと疑いました。
さらに、このご婦人の履いていた靴は、ただ柔らかいだけの返って足の安定性を損ねるタイプの靴でした。
御本人の感覚としては、外反母趾の痛みを庇えれば、足に合う靴として認知しているようですが・・・。
「足のカウンセリング」の結果に基づいて、このご婦人の足を支える健康靴のテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。
「わあ、思ったよりずっと軽くて歩き易い。体がシャンとするのが分かるわ。」とご婦人。
しばらく店内を歩き回っていただき、慣れたところでご自身が履いていた靴に履き替えて歩いていただきました。
「ありゃー、こんな靴だったんだ・・・。これは心許ないわ・・・。」とご婦人。
30分後、出来上がったばかりの健康靴を履いて、ご婦人はお帰りになりました。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
30min. http://30min.jp/place/918275
濱ともカード http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kourei/hamatomo/