#保育園落ちたの私だ
2011年3月11日を振り返ったのは、2011年4月18日のコラムでした。
http://mbp-japan.com/kanagawa/robinfoot/column/150/
東北地方を襲った地震とそれに伴う想定外の規模の津波、それがきっかけとなった想定外の原発事故。
あれから1年。私たちは何を教訓とし得たのでしょうか・・・?
「想定外の危機」を乗り越えるためには、「想定外を想定する」必要があるというのが私の得た教訓の一つです。
もう一つの教訓は、対立する意見や状況を自分自身で客観的に判断できる能力を磨かなくてはならないということでした。
百歩譲って今年や来年の電力需要への現実的対応を考えた場合、既存の原子力発電を容認する必要があるかもしれませんが、5年、10年、20年の時間軸で考えた場合、想定外のエネルギー政策を考慮しておかなければなりません。
その流れの一つが、孫正義氏の提案する大規模太陽光発電所(メガソーラー)構想や東アジアスーパーグリッド構想なのではないでしょうか。
賛否両論渦巻いているようですが、まがりなりにも現実的に動き始めている原子力発電への対案としては、もっと評価すべき提案なのではないかと思います。
原子力発電に反対するなら現実的な対案を示せと言うなら、自然エネルギーへの現実的な取り組みを開始している事を素直に評価したいものです。
あれもこれも非現実的だ、コストが掛かり過ぎる、と言って否定ばかりしていたら、結局新たな取り組みへの突破口を阻害するばかりです。
その結果、すでにある現実や仕組みへ逆戻りすることになってしまいます。
それは、日本の産業や政治や社会や組織、技術開発にとってのイノベーションをますます停滞させることになるのではないでしょうか?。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/