米国における中間所得層の没落で高まる不満は明日の日本の姿かも・・・
福島県双葉郡浪江町の採石場で採った砕石を使った放射性物質に汚染されたコンクリートは、建設会社など100社以上にコンクリートとして出荷された疑いがあるそうです。
福島県二本松市の新築マンションに住んでいた女子中学生が身につけていた自治体から配布された積算線量計による測定結果で明らかになったこの問題。
あの原発事故があった3月から4月はスピーディによる放射能汚染マップも公表されておらず、何の問題意識もありませんでした。
がれきの残留放射能や土壌汚染が問題になっている中、意外な原因による土壌汚染の拡散とでも言うべき問題が発覚したわけです。
農作物や牛肉や牛乳等の出荷制限の措置が取られる一方で、言わば土壌(?)そのものは出荷され続けていた訳ですから、ちょっと想像力を働かせば防げた事案なのではないでしょうか?。
時が経つにつれ、放射能汚染の根の深さを思い知る事態が連続しています。
このような悪影響をもたらした原発の安全管理を営利企業に一任してしまった私達の無責任体質を悔やむばかりです。
私達は自らの反省の上に立って、しっかりと未来への責任を果たさなければなりません。
目先の技術力や経済効率に胡坐をかいて、技術の管理運営や危機管理を疎かにしてきた罰が下ったのですから・・・。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/