紫陽花を見に鎌倉へ
原子力の力 (十万馬力) で人間社会の悪や災害と闘うアトム。
科学技術省の科学の粋を尽くして造り上げられたロボットです。
天才科学者である天馬博士が生みの親であり、お茶の水博士が育ての親、そして、ヒゲオヤジ先生に教育を受けて成長するアトム。
原爆という負のイメージから、原子力という希望のエネルギーへの橋渡しのような存在がアトムでした。
原子力という途方もなく大きな力は、客観的で厳正な安全基準の下で制御されなければならないのに、利権や経済性という人間の都合によって、恣意的に管理運営されてしまったのではないでしょうか?
客観的、科学的な基準よりも、経済性や官僚的、政治的判断が優先されてしまったのではないでしょうか?
そこにアトムの心はありません。御茶ノ水博士やヒゲオヤジ先生の人間性もありません。
原子力という大きな力を制御するには、アトムの心が必要なのです。
私達には、それが足りないのかもしれません。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/